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発表日:2020年1月17日14時
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部局名:教育局
課所名:近代美術館
担当名:企画展担当/教育・広報担当
直通電話番号:048-824-0110
Email:p240111@pref.saitama.lg.jp
部局名:教育局
課所名:近代美術館
担当名:教育・広報担当
教育局本企画展では、埼玉県熊谷市に生まれ、明治末から昭和初期にかけて活躍した画家、森田恒友(つねとも)の作品をご紹介します。初公開を含む洋画と日本画の主要作品のほか、雑誌や書簡などを加えた約250点によって、初期から晩年にいたるまでの森田恒友の足跡をたどり、その魅力をご紹介していきます。
令和2年2月1日(土曜日)~3月22日(日曜日)
前期:2月1日(土曜日)~3月1日(日曜日)、後期:3月3日(火曜日)~3月22日(日曜日)
(※各期間で一部作品の展示替えがあります。)
開館時間:10時00分~17時30分(展示室への入場は17時00分まで)
休館日:月曜日(2月24日は開館)
県立近代美術館 2階展示室
(〒330-0061 さいたま市浦和区常盤9-30-1 電話 048-824-0111)
一般1100円(880円)、大高生880円(710円)
※中学生以下及び障害者手帳等をご提示の方(付き添い1名を含む)は無料。
( )は20名以上の団体料金。
併せてMOMAS(モマス)コレクション(1階展示室)も観覧できます。
「自然と共に生きて行かう」は森田恒友自身の言葉です。恒友は初期から晩年にいたるまで、自然とその地に暮らす人々を見つめ続けました。セザンヌに共鳴して描いたヨーロッパの風景画や、晩年に武蔵野の平野をおおらかに描いた日本画など、自然をモチーフにした作品を多くご覧いただけます。
恒友は1907年に美術文芸雑誌『方寸』(ほうすん)の創刊に携わり、その編集に熱心に取り組みます。また、俳句関係者とも親交を深め、『ホトトギス』などさまざまな文芸雑誌の表紙や挿絵を手がけました。雑誌や挿絵原画の展示を通じて、恒友と文芸雑誌との関わりを紹介します。
恒友は大正時代に福島県会津地方の豊かな自然に魅せられ、たびたび会津を訪れて、現地の支援者たちと親交を深めました。若松城や阿賀川など、会津を題材とした作品にもご注目ください。
1881年埼玉県熊谷市に生まれる。20歳で画家を志して上京し、東京美術学校(現・東京藝術大学)で洋画を学ぶ。卒業後は美術文芸雑誌『方寸』の創刊に携わり、新聞や雑誌に挿絵や風刺漫画を描いた。1914年から翌年にかけて、パリを拠点にヨーロッパに滞在し、セザンヌの影響を強く受けた作品を制作する。帰国後は水墨表現が日本の風景に適していることを見出し、柔らかな筆遣いによる清澄な日本画を多く発表した。生涯を通じて洋画と日本画の両方を手がけ、旅先や身近な自然を描いた。1929年帝国美術学校(現・武蔵野美術大学および多摩美術大学)の西洋画科長に就任。1933年没。
(1)レクチャー「恒友をめぐる人と自然―会津を中心に」
日時:2月23日(日曜日)15時00分~16時00分
講師:増渕鏡子(福島県立美術館学芸員)
会場:2階講堂/70席(当日先着順)/費用:無料
(2)ミュージアム・コンサート
日時:2月16日(日曜日)14時30分~15時30分(開場は14時00分)
出演:佐藤友紀(トランペット)ほか
会場:地階センターホール
定員:60席(当日先着順)/費用:無料
内容:東京交響楽団首席トランペット奏者・佐藤友紀が仲間たちとともに、展覧会にちなんだ曲やトランペットのオリジナル曲など多彩なプログラムで、お届けいたします。
(3)担当学芸員によるギャラリー・トーク
日時:2月29日(土曜日)、3月14日(土曜日) 各日とも15時00分から30分程度
会場:2階展示室
費用:企画展観覧料が必要です。
(1)主催
埼玉県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
(2)協賛
ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
(3)助成
公益財団法人ポーラ美術振興財団、芸術文化振興基金
(4)出品協力
東京国立近代美術館
(5)協力
JR東日本大宮支社、FMNACK5
JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分(北浦和公園内)。
JR東京駅、新宿駅から北浦和駅まで、それぞれ約35分。
当館に専用駐車場はありませんが、提携駐車場「三井のリパーク埼玉県立近代美術館東」では駐車料金の割引があります(企画展観覧で300円引き、MOMASコレクション観覧で100円引き)。団体バスは事前に御相談ください。お体の不自由な方の御来館には業務用駐車場を提供いたします。ただし台数に限りがありますので予め御了承ください。
【お問合せ先】
県立近代美術館 企画展担当