トップページ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2019年度 > 2020年1月 > 令和元年度「下總皖一音楽賞」表彰式を行います―埼玉県ゆかりのプロの音楽家を表彰 ―
ページ番号:172355
発表日:2020年1月31日14時
ここから本文です。
部局名:県民生活部
課所名:文化振興課
担当名:文化振興担当
担当者名:小山・並木
内線電話番号:2887
直通電話番号:048-830-2887
Email:a2875-04@pref.saitama.lg.jp
日本近代音楽の基礎を作ったといわれる埼玉県出身の偉人、下總皖一(しもおさかんいち)。県では、その精神を受け継ぐ県にゆかりのあるプロの音楽家に「下總皖一音楽賞」を贈り、顕彰しています。
令和元年度は、「音楽文化発信部門」を声楽家で淑徳与野高等学校及び武蔵野音楽大学出身の森谷真理(もりやまり)氏、「音楽文化貢献部門」を声楽家で武蔵野音楽大学特任教授の松本美和子(まつもとみわこ)氏が受賞されます。
表彰式を令和2年2月5日(水曜日)に行い、知事から表彰状と副賞を贈呈します。
令和2年2月5日(水曜日)15時~15時30分
知事公館中会議室
(1)音楽文化発信部門
森谷 真理 氏(42歳)
声楽家、淑徳与野高等学校及び武蔵野音楽大学出身
【受賞理由】
国内外で幅広く活躍するソプラノ歌手。
2006年ニューヨークメトロポリタン歌劇場オペラ「魔笛」夜の女王役でデビュ―。
国内外主要歌劇場のオペラで主演を務めるなど幅広く活躍。2019 年11月9日の天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典で国歌斉唱を披露するなど今後、更なる活躍が期待できる。カーディフ国際声楽コンクール日本代表、コンサート賞受賞ほか受賞歴多数。
(2)音楽文化貢献部門
松本 美和子 氏(78歳)
声楽家、武蔵野音楽大学特任教授
【受賞理由】
日本を代表するソプラノ歌手で音楽教育家。
国内外の多くのコンクールにおいて優勝、入賞し、その後、長年、オペラ歌手、声楽家として国内外で幅広く活躍。
武蔵野音楽大学(入間校舎)では音楽教育に力を注ぎ、チャイコフスキー国際コンクールで日本人として初めて優勝した佐藤美枝子氏(平成26年度下總皖一音楽賞音楽文化発信部門受賞者)をはじめ、優秀な声楽家を多数輩出するなど本県音楽文化の向上に貢献。
参考1「下總皖一音楽賞」の概要
【創設】平成24年度(8回目)
【対象】本県ゆかりのプロの音楽家
【部門】
音楽文化発信部門
国内外で幅広く活躍され、今後、更なる活躍が期待できる方
音楽文化貢献部門
長年にわたり、本県の音楽文化の向上に貢献されている方
【選考方法】下總皖一音楽賞選考委員会での審査を経て、知事が決定
【選考委員会】金山茂人委員長((公社)日本演奏連盟専務理事)他5名
【過去の受賞者】埼玉県ホームページをご覧ください。
(HPアドレス)http://www.pref.saitama.lg.jp/a0305/ongakusyou/
参考2「下總皖一の功績」
加須市出身の偉人。
全国に知られた「たなばたさま」「花火」「野菊」などの童謡・唱歌をはじめ、日本各地の校歌、また合唱曲、器楽曲、協奏曲、邦楽曲など多岐にわたる作曲を行い、その数は2,000とも3,000ともいわれている。
「和声学」「作曲法」などの著作で音楽理論を確立、東京藝術大学で音楽学部長を務め、数多くの素晴らしい音楽家を育てるなど、「作曲家」「音楽理論家」「音楽教育家」として日本近代音楽の基礎を作った。