埼玉県の賃金・労働時間及び雇用の動き（毎月勤労統計調査結果令和2年9月分・令和2年夏季賞与）

9月の現金給与総額は、249,116円(前年同月比0.7％減)となり、2か月連続のマイナスとなった。総実労働時間は、131.8時間(前年同月比0.1％減)となり、8か月連続マイナスとなった。常用労働者数は、2,144,292人(前年同月比0.8％減)となり、5か月連続マイナスとなった。

1  賃金

現金給与総額は、249,116円(前年同月比0.7％減)となり2か月連続のマイナスとなりました。物価変動の影響を除いた実質賃金は、前年同月比0.6％減となりました。

現金給与総額の前年同月比を主な産業についてみると、製造業0.2％増、卸売業・小売業14.3％増、医療・福祉4.4％増となりました。

なお、就業形態別の現金給与総額は、一般労働者は340,721円、パートタイム労働者は102,355円でした。

	埼玉県
	金額	指数の前年同月比
現金給与総額 定期給与 所定内給与 所定外給与	249,116 円   245,118 円   229,932 円     15,186 円	-0.7％   0.4％   1.3％  -11.3％	2か月連続マイナス     6か月ぶりプラス    10か月連続プラス     7か月連続マイナス

※9月の消費者物価指数（さいたま市 持家の帰属家賃を除く総合）は、101.5で前年同月比-0.2%

2  労働時間

総実労働時間は、131.8時間(前年同月比0.1％減)となり8か月連続マイナスとなりました。

前年同月比を主な産業についてみると、製造業0.8％減、卸売業・小売業10.0％増、医療・福祉3.5％増となりました。

なお、就業形態別の総実労働時間は、一般労働者は163.8時間、パートタイム労働者は80.6時間でした。

	埼玉県
	時間	指数の前年同月比
総実労働時間 所定外労働時間	131.8 時間   8.8 時間	-0.1％ -11.1％	8か月連続マイナス       8か月連続マイナス

 

3  雇用

常用労働者数は、2,144,292人(前年同月比0.8％減)となり5か月連続マイナスとなりました。

主な産業について前年同月比をみると、製造業2.5％減、卸売業・小売業0.7％減、医療・福祉1.5％増となりました。

なお、一般労働者は1,317,733人、パートタイム労働者は826,559人で、パートタイム労働者の比率は38.5％(前年同月差0.7ポイント減)でした。

	埼玉県
	人数	指数の前年同月比
常用労働者数	2,144,292人	-0.8％	5か月連続マイナス

 

※毎月勤労統計調査（令和2年9月分）の埼玉県の調査結果（確報値）です。

※調査結果の数値は特に記載がある場合を除き、事業所規模5人以上、調査産業計の数値です。

※指数は基準時（平成27年平均）を100とした数値です。

※前年比は指数等により算出した前年からの増減率のため、実数から算出した増減率とは一致しない場合があります。

※今回の調査対象事業所数は1,299事業所、回答事業所数は1,007事業所、回収率は77.5％です。

特別掲載 夏季賞与

令和2年6月から8月の3か月間に支給された夏季賞与（事業所規模30人以上）は、賞与を支給した事業所の1人平均支給額が310,682円（前年比11.1％減）となりました。所定内給与に対する割合は0.98か月分で、前年を0.09か月分下回りました。

なお、全事業所における賞与を支給した事業所の割合は86.6％となり、前年を0.7ポイント上回りました。

主な産業の平均支給額の前年比は、製造業5.6％減、卸売業・小売業8.3％減、医療・福祉3.8％減となりました。

	埼玉県
	金額	実数の前年比
支給労働者1人平均支給額	310,682円	-11.1％

※「支給労働者1人平均支給額」とは、賞与を支給した事業所の全常用労働者（当該事業所で賞与の支給を受けていない労働者も含む）についての1人平均賞与支給額です。

 

この統計に関するホームページアドレス

『彩の国統計情報館』毎月勤労統計調査（月報、年報）のページ

  https://www.pref.saitama.lg.jp/a0206/a031/index.html

 

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