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発表日:2020年12月9日14時

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県政ニュース

備前渠(びぜんきょ)用水路」が世界かんがい施設遺産に登録されました。

部局名:農林部
課所名:農村整備課
担当名:企画担当
担当者名:辻村、森川

内線電話番号:4334、4346
直通電話番号:048-830-4345
Email:a4330@pref.saitama.lg.jp

令和2年12月8日(火曜日)に開催された「国際かんがい排水委員会(ICID)」国際執行理事会において、備前渠用水路土地改良区が申請した「備前渠用水路」が「世界かんがい施設遺産」として登録されました。

昨年登録された見沼代用水に続き、県内2番目の登録になります。

1 世界かんがい施設遺産とは

世界かんがい施設遺産とは、かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資するために、歴史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会(ICID)が認定・登録する制度です。

この制度は平成26年から開始されており、令和元年までの日本国内の登録数は、39施設となっています。

2 備前渠用水路の概要

(1)施設所在地

本庄市、深谷市、熊谷市

(2)供用開始

1604年

(3)申請者(管理者)

備前渠用水路土地改良区理事長 髙田 博之

(住所:熊谷市弥藤吾2450番地、電話:048-567-3115)

(4)施設の特徴

  • 利根川中流域から取水し、17世紀初頭から現在まで、埼玉県北部の利根川右岸に位置する約1,400ヘクタールを超える広大な農地に用水を供給する幹線延長約23kmの用水路。
  • 用水路のなかった利根川右岸一帯の農業発展及び食料増産を目的とし、幕府の命を受けた代官頭伊奈備前守忠次が1年間という短期間で築造。

(5)施設の現況【別紙参照】

  • 水路の多くは素掘水路のまま利用され、豊かな自然環境が保全されている。
  • 一部区間では水路沿いにコスモスや桜などが植えられ、自然石を用いた親水護岸が整備されている。

別紙(PDF:250KB)

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