毎月勤労統計調査結果 令和4年年報～現金給与総額は2年ぶりのマイナス～

毎月勤労統計調査は、労働時間及び雇用の変動を明らかにすることを目的に実施する国の重要な調査です。
令和4年の一人平均月間現金給与総額は、289,092 円（前年比1.0％減）となり、2年ぶりのマイナスとなりました。総実労働時間は、130.1時間（前年比0.4％減）となり、2年ぶりのマイナスとなりました。常用労働者数は、2,215,244 人（前年比0.8％増）となり、2年ぶりのプラスとなりました。

1 賃金

現金給与総額は、一人平均月間289,092円 (前年比1.0％減)となり2年ぶりのマイナスとなりました。物価変動の影響を除いた実質賃金は、前年比4.0％減となりました。
現金給与総額の前年比について主な産業別にみると、製造業1.3％増、卸売業・小売業7.5％減、医療・福祉7.6％増となりました。なお、就業形態別の現金給与総額は、一般労働者は415,571円、パートタイム労働者は101,904円でした。

	金額	指数の前年比	備考
現金給与総額 定期給与 所定内給与	289,092 円 245,190 円 228,193 円	-1.0％ ±0.0％ -0.2％	2年ぶりマイナス 同水準 3年ぶりマイナス

2 労働時間

総実労働時間は、一人平均月間130.1時間 (前年比0.4％減)となり2年ぶりのマイナスとなりました。所定外労働時間は、9.9時間（前年比0.3％増）となり、2年連続のプラスとなりました。
総実労働時間の前年比について主な産業別にみると、製造業0.8％増、卸売業・小売業5.4％減、医療・福祉3.2％増となりました。
なお、就業形態別の総実労働時間は、一般労働者は164.6時間、パートタイム労働者は79.0時間でした。

	時間	指数の前年比	備考
総実労働時間 所定内労働時間 所定外労働時間	130.1 時間 120.2 時間 9.9 時間	-0.4％ -0.4％ 0.3％	2年ぶりマイナス 2年ぶりマイナス 2年連続プラス

3 雇用

常用労働者数は、2,215,244人 (前年比0.8％増)となり、2年ぶりのプラスとなりました。
主な産業について前年比をみると、製造業1.5％減、卸売業・小売業0.2％減、医療・福祉2.2％増となりました。
なお、一般労働者は1,320,988人、パートタイム労働者は894,256人で、パートタイム労働者比率は、40.4％（前年差1.2ポイント増)でした。

	人数	指数の前年比	備考
常用労働者数	2,215,244 人	0.8％	2年ぶりプラス

【参考】

• この年報は、毎月勤労統計調査の令和4年1月分から令和4年12月分までの埼玉県の調査結果を年平均値としてまとめたものです。
• 調査結果の数値は特に記載がある場合を除き、事業所規模5人以上、調査産業計の数値です。
• 指数は基準時（令和2年平均）を100とした数値です。前年比は指数等により算出した前年からの増減率のため、実数から算出した増減率とは一致しない場合があります。

 

この統計に関するホームページアドレス
『彩の国統計情報館』毎月勤労統計調査（月報、年報）のページ

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0206/a031/index.html

報道発表資料（ダウンロードファイル）

• 毎月勤労統計調査結果 令和4年年報～現金給与総額は2年ぶりのマイナス～（PDF：157KB）

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