埼玉県景気動向指数（令和5年1月分）～基調判断：「下方への局面変化」～

景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済分野を代表し、景気に敏感に反応する複数の景気指標の動きを統合することにより、景気の現状を迅速に把握するために作成する統合的な指標です。

1 基調判断

景気動向指数（CI一致指数^（※）81.3）は、下方への局面変化を示しています。

一致指数は、前月と比較して1.1ポイント下降し、基調判断は、下方への局面変化となりました。下向きの基調判断は、令和2年7月の基調判断「悪化」以来、2年6か月ぶりです。
※一致指数は景気の動きに一致する9個の指数を合成した指数で、平成27年の年間平均を100として計算しています。

一致指数：81.3（前月比-1.1ポイント、 2か月連続下降）
3か月後方移動平均：83.0（前月比-1.34ポイント、5か月連続下降）
7か月後方移動平均：84.6（前月比-0.96ポイント、2か月連続下降）

2 一致指数の前月差に対する個別系列の寄与度

寄与度がプラスの系列	寄与度
C6：県建築着工床面積(非居住用）	1.22
C3：県投資財出荷指数	0.48
C7：県百貨店・スーパー商品販売額	0.10

 

寄与度がマイナスの系列	寄与度
C1：県生産指数（製造工業）	-0.96
C8：県生産財出荷指数	-0.84
C2：県所定外労働時間指数（調査産業計）	-0.37
C4：県有効求人倍率（除学卒・就業地別）	-0.28
C9：県耐久消費財出荷指数	-0.21
C5：県雇用保険初回受給者数（逆サイクル）	-0.16

※各個別系列のウェイトは均等です。

3 埼玉県景気動向指数について（参考） 

(1) 景気動向指数とは

• 経済の各分野を代表し、景気に反応する複数の指標を合成・指数化して作成します。
• 景気に先行する先行指数、景気に一致する一致指数、景気に遅れて動く遅行指数があります。

(2) 作成方法

• 国（内閣府）の景気動向指数の作成方法に準じて作成しています。

※ ただし、作成に使用している統計指標が国と埼玉県では異なりますので、数値の単純な比較はできません。ご留意ください。

この統計に関するホームページアドレス

『彩の国統計情報館』埼玉県景気動向指数のページ

報道発表資料（ダウンロードファイル）

埼玉県景気動向指数（令和5年1月分）～基調判断：「下方への局面変化」～（PDF：214KB）

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