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掲載日:2021年3月29日
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あなたの町の将来の人口がどうなるか、気になりませんか?
「埼玉県の市町村別将来人口推計ツール」が大幅にバージョンアップしました。
調べたい市町村のCheck欄に「1」を入力するだけで、その市町村の将来人口が瞬時に表示されます。
今回のバージョンアップで、2045年までの将来人口が推計できるようになりました。また、少子高齢化に対応した分析の機能がいろいろと追加されています。
さらに、当初セットされている埼玉県のデータを他の都道府県のデータに入れ替えることで、その都道府県の将来人口も推計できるようになりました。
熊谷市を例にとって、ツールの使い方を見てみましょう。
熊谷市に「1」を入力すると1955年から2045年の熊谷市の人口が表示されます。熊谷市は、2005年から人口が減少しています。
※将来の人口は、2010年から2015年の人口変動の3要因(生残率、純移動率、出生率)を基に推計しています。
※人口は国勢調査による。
熊谷市は、2000年から転出者数が転入者数を上回る社会減に、2005年から死亡者数が出生数を上回る自然減に転じています。
社会増減は、おおむね500人から2500人の減少で推移していますが、自然増減は、年々減少数が拡大しています。
※自然増減=出生数 - 死亡数、社会増減=転入者数 - 転出者数=純移動人口
※出生数と死亡数は、人口動態調査による。
熊谷市の出生数は年々減少しています。一方、高齢者の増加に伴い、死亡数は年々増加しています。
しかし、2030年からの高齢者の人口減少により、2040年を境に死亡数は減少すると推計されています。
熊谷市の出生数を母の年齢別にみてみると、1975年から1980年の5年間では、25-29歳の出生数が全体の50%以上を占めていましたが、その後は年々減少し、2000年以降は30-34歳の出生数が多くなりました。2000年以降、35-39歳の出生数が増加しており、晩産化の傾向がみられます。
熊谷市の人口増減数を、年齢別にみてみましょう。
分析Ⅱシートは、特定の国勢調査の年を選択して人口の動向を分析するシートです。分析Ⅱシートの初期設定は2015年となっていますが、1955年から2045年まで任意に選択できます。(※一部のグラフは1980年以降のみ表示されます。)
シートの「●年齢別にみた人口の増減数」をみてみると、死亡数は年齢が高くなるにしたがって、多くなる傾向がみられます。純移動人口(社会増減)についてみてみると、10-14歳は、その後の5年間に337人の転入超過がみられますが、15-19歳は470人の転出超過、20-24歳は1,319人の転出超過となり、10代後半から20代の若い年代が市外に転出していることが分かります。
熊谷市で、純移動人口の転出超過が大きかった20-24歳→25-29歳は、時系列でみるとどのように推移しているのか、調べてみましょう。
分析Ⅰシートは、男女別年齢(5歳階級)別に人口等の時系列の推移を調べるシートです。
シートの左側に、男女別年齢別入力欄があるので、20-24歳→25-29歳の男と女のセルにそれぞれ「1」を入力します。シートの「●純移動人口の推移」のグラフで、純移動人口(男女計)の推移をみることができます。
その年代の純移動人口は1985→1990年に転入超過の年があったものの、それ以外は転出超過となっています。特に2000→2005年は、転出超過が1,791人で最も多かったことが分かります。
人口ピラミッドも1955年から簡単に表示できます。未婚、有配偶及び死別離別の配偶関係も分かります。熊谷市の人口ピラミッドは次のような形になります。
その他にも人口に関するグラフが豊富にあります。
このツールではあらかじめ埼玉県のデータがセットされていますが、利用者が任意の都道府県のデータに入れ替えることで、その都道府県の人口分析をすることができます。埼玉県以外の関東1都5県のデータを別途用意して利用できるようにしています。
「埼玉県の市町村別将来人口推計ツール」を使って、あなたの町の将来人口を調べてみませんか?
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