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掲載日:2022年7月1日
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「川の国埼玉」には数多くのダムがあります。皆さんは、これらのダムをご覧になったことがありますか。また、ダムの役割についてはご存じですか。
埼玉県には、県が管理している有間(ありま)ダム(飯能市)、合角(かっかく)ダム(秩父市)、権現堂(ごんげんどう)調節池(幸手市)のほか、国が管理している二瀬(ふたせ)ダムや水資源機構が管理している浦山(うらやま)ダム、滝沢(たきざわ)ダム、下久保(しもくぼ)ダムなどがあります。
四季折々の美しさを奏でる大自然を背景に壮大な姿をみせるダムは、観光スポットとしても人気があります。近年では全国でダム・ツアーが開催されるなど、ダムを観光資源とした水源地域活性化の取組が盛んになっています。県内のダムにおいても、バスツアーによるダム見学やダム・カードの配布が行われ、多くの方々が訪れています。また、「ダム・カレー」はご存じですか?カレー・ルーとライスでダムを想起させる、ダム観光での人気のグルメ・メニューです。
ダムには洪水を防ぐ治水施設としての役割があります。台風や豪雨などによる洪水をダムに貯めることによって、河川の氾濫による下流への洪水被害の軽減を図ります。
近年の激甚化、頻発化する水害に対して人々の生命と財産を守る、とても重要な治水施設です。令和元年台風19号では、県内においても河川の越水(えっすい)、溢水(いっすい)などで多くの浸水被害が発生しました。そのため、既存ダムの有効貯水容量を洪水調節に最大限活用できるよう、あらかじめ貯水容量を確保する事前放流を令和2年度から実施しています。
また、ダムに貯められた水は、生活に必要な水道用水、農業を営むための農業用水などに安定して供給する利水としての役割を持っています。
さらに、ダムの水は、発電や河川維持用水にも活用されています。
このように、観光資源、治水、利水と多くの顔(役割)を持っているダム、皆さんも一度訪れて、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。
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