新型コロナウイルス感染症対策の取組事例について
新型コロナウイルスと共存しつつ、社会経済活動を行っていく上で、家庭・医療機関・事業所から日々発生する廃棄物の処理は社会を支える必要不可欠な活動です。
そこで、県では3S運動推進事業者に登録している産業廃棄物処理業者に対し、実際に取り組んでいる新型コロナウイルス感染症対策の好事例について募集しました。
取組事例
検温
- 毎朝、出勤時に検温を行う。
- 非接触型体温計を導入する。
- 37℃以上の場合には帰宅する。
出勤時だけでなく、就業中や出先からの帰社時にも検温を実施しているケースや自宅で検温を済ませ、37℃以上の場合には出勤しない、というケースもありました。

提供:株式会社クマクラ
|

提供:株式会社タカヤマ
|
体調管理
- 朝礼時にお互いの体調確認を行う。
- 体調管理シートに記録する。
- 検温記録を週1回上司に報告する。
- 感染可能性がある従業員の休業に対する手当や休暇の創設
本人だけでなく、家族にも発熱者がいないかどうか報告するケースもありました。
マスクの着用など
- マスク着用での作業の徹底
- 手洗いやうがいの励行
- アルコール消毒液の携帯
- 受付職員のゴム手袋の着用
マスクや携帯用消毒液等を全従業員に配布したり、不足に備えた備蓄や在庫管理も行われています。
- WBGT(暑さ指数)温度計の設置
- 排気弁付きの使い捨てマスクの採用
- ウォータージャグ、スポットクーラー、ミスト扇風機の設置・増設
- 管理者による定期的な巡回を行い、体調不良者の早期発見・対処に努める。
こまめな清掃・消毒・換気
- 事務所や休憩室のこまめな清掃・消毒、換気
- 車両使用後の清掃・消毒
飛沫感染防止対策
- 受付やデスクの間、会議室などにアクリル板やビニールカーテン、シートの設置
ソーシャルディスタンス
- 会議室等の入室可能人数の限定
- 従業員同士の間隔を空けての朝礼、ラジオ体操の実施
- 社内食堂の座席数の削減
- 事務所の拡張
- 大人数での会食及び不要不急の外出の自粛
導線の工夫
- 1階、2階、3階の従業員の出入口を分けた。
- 収集運搬の際、運転手と助手の組合せを基本変えないようにし、接触の機会を減らし、感染の拡大を最小限に抑える。
- 収集コースの見直しにより運転手の必要最低人数を抑制し、休みを取りやすくした。
在宅勤務やWEB会議の導入
- 分散出勤や在宅勤務の実施
- 社内システムに接続可能なパソコンの増台
- クラウドサービスを活用した書類確認や電子決裁
- WEB会議の導入
- メールの活用
この機会を活かして、オンラインセミナーによる自己啓発や情報収集、業務の見直しや改善に努められた事業者もあります。
来客対応
- 来社での打合せや訪問営業の自粛
- マスク着用や検温への協力依頼
- 入館状況を記録
- 感染状況の共有
その他
- 同居する家族に症状があった場合など、上司への連絡・相談をルール化
- 新型コロナウイルス感染症に対応したBCP社内マニュアルの作成
- 感染時の対応方法をまとめたフロー図の作成
- 新型コロナウイルス感染症対策書を作成し、全従業員に配布
- ポスターの掲示
- 感染症やその対策、関連する法改正等の情報収集と情報共有
- 自社の取組についてのHP等での情報発信
ルール化するだけでなく、その周知徹底にも努めていました。
情報提供いただいた産業廃棄物処理業者の皆さま
有限会社稲垣商事
株式会社猪俣産業
株式会社遠藤商会
加藤商事株式会社
株式会社木下フレンド
株式会社クマクラ
株式会社クリーンネス藤原
株式会社クワバラ・パンぷキン
株式会社新生株式会社タカヤマ
株式会社トモノ
前田道路株式会社朝霞合材工場
武蔵野金属株式会社