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掲載日:2021年6月9日
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県では「埼玉県ケアラー支援条例」に基づき、「埼玉県ケアラー支援計画」を策定しました。
本県は、2025 年にかけて、75歳以上の後期高齢者人口が全国トップクラスのスピードで増加することが見込まれています。それに伴い介護が必要になる方や高齢者を介護するケアラーの増加が見込まれています。
また、高齢者だけでなく、障害児者、医療的ケア児、高次脳機能障害の方、難病の方などの介護や看護を行うケアラーがいます。
単身世帯の増加や核家族化の進行により、家族構成も従来に比べ大きく変わりつつあります。一方、社会においては「家族が介護するのは当たり前」といった考え方がいまだに根強く存在しています。そのため、ケアラーが孤立し、悩みを声に出しにくい環境となっています。
ケアラーには介護や看護により大きな負担がかかっている現状があります。
また、ケアラーは大人ばかりとは限らず、18 歳未満のヤングケアラーも存在します。
ヤングケアラーは家庭環境により必然的に介護や援助を行っている場合が多く、ケアラーとしての自覚がないまま将来のための大切な時間をケアに費やしている可能性があります。
このような状況を踏まえ、ケアラーの支援に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために、「埼玉県ケアラー支援計画」を策定することとしました。
埼玉県ケアラー支援条例第9条に規定する「ケアラーの支援に関する推進計画」として策定します。
県の総合計画である「埼玉県5か年計画」の分野別計画としての位置付けです。
「埼玉県地域福祉支援計画」、「埼玉県高齢者支援計画(埼玉県認知症施策推進計画)」、「埼玉県障害者支援計画」、「埼玉県子育て応援行動計画」など各個別計画との連携・整合を図りながら、高齢者、障害者、児童等の福祉の各分野における共通的な事項を横断的に記載します。
令和3年度から令和5年度(2021年度~ 2023年度)までの3年間とします。
「全てのケアラーが個人として尊重され、健康で文化的な生活を営むことができる社会の実現」
埼玉県では、ケアラー支援施策を推進するため「埼玉県ケアラー支援計画」の策定を進めています。
本計画の策定にあたり、多くの県民の皆さんの御意見を反映するため、「埼玉県県民コメント制度」により、御意見を募集しています。(募集期間:令和3年1月5日~2月4日)
(令和3年2月4日をもちまして、募集は終了しました。)
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