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掲載日:2023年6月15日
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エムポックスは、1970年にザイール(現在のコンゴ民主共和国)でヒトでの初めの感染が確認された、オルソポックスウイルス属のエムポックスウイルスによる感染症で、中央アフリカから西アフリカにかけて流行しています。2022年には欧米を中心に流行しましたが、2023年5月時点で感染者数は減少傾向です。
国内では感染症法上の4類感染症に指定されています。2022年7月25日に国内1例目の患者が報告され、2023年に入り患者の報告数が増加しています。
潜伏期間は、通常7~14日(最大5~21日)とされており、潜伏期間の後、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などの症状が0~5日程度続き、発熱1~3日後に発疹が出現、多くの場合2~4週間持続し自然軽快するとされています。
天然痘ワクチンが予防や治療に有効であることが示唆されています。
感染した人の皮膚の病変・体液・血液などに触れた場合や、近くでの対面により長時間の飛沫にさらされた場合などに感染するとされています。
手洗い、マスクの着用等、基本的な感染防止対策をまずは心がけましょう。
感染を疑う初期症状がありましたら、直ちに医療機関を受診しましょう。
医療機関を受診する場合、公共交通機関は避け、自家用車など他の人との接触をなるべく避けられる交通手段を用いるようにしてください。やむを得ず公共交通機関を利用する場合は、マスクの着用、及び発疹がある場合は、衣服等で発疹のある場所を覆い、比較的空いている時間帯やスペースを選ぶなど、他の人との接触を避けるように行動してください。
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