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発表日:2023年6月28日14時

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県政ニュース

ヘルパンギーナの流行警報を発令します ~しっかりと手洗いをして感染予防に努めましょう~

部局名:保健医療部
課所名:感染症対策課
担当名:感染症・新型インフルエンザ対策担当
担当者名:津久井

内線電話番号:3563
直通電話番号:0488307330
Email:a7500@pref.saitama.lg.jp

ヘルパンギーナの患者報告数が増加しています。
埼玉県感染症発生動向調査による県内医療機関(定点)からの報告数は、本年第25週(令和5年6月19日~6月25日)において1定点当たり7.01人となり、流行警報の開始基準値6人を超えました。
なお、基準値の6人を超えるのは、平成28年7月以来7年ぶりです。
保健所管内別での1定点当たり報告数は、朝霞保健所(13.40人)、川口市保健所(12.31人)、熊谷保健所(11.63人)、南部保健所(9.00人)、越谷市保健所(8.25人)の順となっています。
ヘルパンギーナは発熱と口の中に水疱ができる咽頭炎で、乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患です。初夏から秋にかけて流行することから、今後さらに患者数が増える可能性があるので注意が必要です。
しっかりと手洗いをして感染予防に努めましょう。

ヘルパンギーナ警報グラフ

【ヘルパンギーナとは】
2~4日の潜伏期を経て、発熱や咽頭痛、のどの赤みと痛み、口の中に小水疱が出現するウイルス性の咽頭炎です。口の中の水疱が破れた痛みで不機嫌になったり、食事がとりにくくなったり、脱水になることもあります。数日で治りますが、稀に無菌性髄膜炎や心筋炎を併発することもありますので注意してください。
なお、有効な特効薬や予防接種、特別な治療法はありません。

【ヘルパンギーナ予防のポイント】
主な感染経路は、患者の咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウイルスが付いた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる「接触感染」、便の中に排泄されたウイルスが口に入る「経口感染」です。症状が治まっても2~4週間の長期にわたり、便からウイルスが検出されることがあります。
そのため、患者との密接な接触を避け、うがいや手洗いをしっかり行うことが重要です。排便後は手洗いを徹底するとともに、患者が乳幼児の場合にはおむつ交換後の手洗いも重要です。また、集団生活では、タオルの共用は避けましょう。

【参考】
1  感染症発生動向調査について
都道府県及び保健所設置市が定点医療機関(モニター)から感染症患者の受診状況について毎週報告を受け、流行状況を把握するものです。
ヘルパンギーナについては、埼玉県、さいたま市、川越市、越谷市及び川口市が、埼玉県医師会の協力を得て、164の小児科医療機関を定点医療機関として指定しています。

2  その他参考情報
・埼玉県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/index.html(別ウィンドウで開きます)
・国立感染症研究所ホームページ「ヘルパンギーナとは」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html(別ウィンドウで開きます)

報道発表資料

ヘルパンギーナの流行警報を発令します  ~しっかりと手洗いをして感染予防に努めましょう~(PDF:261KB)(別ウィンドウで開きます)

 

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