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掲載日:2025年9月8日
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そこで、人手不足を克服し、持続可能な物流体制の構築に向けて関係者と連携して所要な取組を講じていきます。
令和6年9月3日(火曜日)に、国、県、物流業界団体、物流事業者、消費者団体など合わせて23者により「埼玉の持続可能な物流の確保に向けた共同宣言式」を知事公館で実施しました。
令和6年4月1日から運輸業などに時間外労働の上限規制が適用され、何も対策を講じなければ輸送能力が不足し「モノが運べなくなる」可能性が懸念されるなど、物流を取り巻く環境は危機的状況となっています。
物流は県民生活を支える重要な社会インフラであり、持続可能な物流体制を構築していくことは、物流業界だけの課題にとどまらず、本県経済や県民生活に直結する重要な課題であり、その解決のためには物流事業者だけでなく、荷主や消費者、関係団体等が連携し、商慣行の見直しや物流業務の効率化、荷主と消費者の行動変容に向けて、社会全体で取り組んでいく必要があります。
そこで、「強い経済の構築に向けた埼玉県戦略会議」の下に設置された「人手不足対策分科会」において、「埼玉の持続可能な物流の確保に向けた共同宣言」を、戦略会議メンバーに加え、物流業界団体や物流事業者、消費者団体など23団体で実施することについて案として取りまとめました。
令和6年9月3日に開催した「令和6年度第2回戦略会議」で共同宣言案について賛同いただき、同日付で共同宣言を実施したものです。
令和6年9月3日(火曜日) 埼玉の持続可能な物流の確保に向けた共同宣言式にて撮影
▶埼玉の持続可能な物流の確保に向けた共同宣言(PDF:3,006KB)
宅配便の再配達を削減するため、23団体で連携して各種取組を実施し機運醸成を図ります。また、物流の繁忙期に当たる12月を「再配達削減推進月間」とし、「宅配を1回で受け取ろうキャンペーン」を実施します。
県内企業経営者に対して、共同宣言を実施した23団体連名で、キャンペーンチラシ及びPR動画を活用し、従業員の皆さまや関係事業者等への周知及び再配達削減に御協力いただくよう依頼を行いました。
▶「宅配を1回で受け取ろうキャンペーン」の推進について(依頼)(PDF:150KB)
県内を走行する多数の集配トラックやバイク等にステッカーを貼付し、県民・荷主企業に日々、再配達削減を呼び掛けています。
ステッカーを貼った車両の数は、令和7年7月に1万台を達成しました。今後も、引き続き、賛同企業を増やすことで、再配達削減に向けた機運醸成を図ります。
宅配事業者 | 貼付枚数 | 備考 |
ヤマト運輸株式会社 | 2,200枚 | 車両(トラック、手押し台車、リヤカー) |
佐川急便株式会社 | 2,700枚 | 車両(トラック、軽自動車) |
日本郵便株式会社 | 4,700枚 | 車両(軽自動車、バイク) |
株式会社丸和運輸機関 | 1,000枚 | 車両(トラック、バン、軽自動車) |
計 | 10,600枚 |
宅配ロッカーや置き配バッグ等の認知向上、活用促進を図るためキックオフイベントを実施しました。
セレモニーでは大野知事と島崎遥香さん(女優・タレント)によるデモンストレーションなどを行いました。
令和6年12月7日(土曜日)11時~13時
セレモニー 11時~11時30分
さいたま新都心駅 東西自由通路
「宅配ロッカー」の展示、体験
「置き配バッグ」の展示、配布
お仕事体験(お子様向け)
「再配達削減PRチラシ」配布
セレモニー動画
フルバージョン(24分48秒)(テキスト版はこちら)
コアバージョン(6分13秒)(テキスト版はこちら)
▶「宅配を1回で受け取ろうキャンペーン」PRチラシ(PDF:883KB)
物流の2024年問題解決には、商慣行の見直しや物流の効率化、荷主・消費者の行動変容が必要です。23団体等で連携して荷主・物流事業者等それぞれの立場で取り組む、「ホワイト物流 自主行動宣言」の賛同表明を推進しています。
県内企業経営者に対して、共同宣言を実施した23団体連名で、「ホワイト物流」推進運動 自主行動宣言へ積極的に賛同表明いただくよう依頼を行いました。
▶「ホワイト物流」推進運動 自主行動宣言の賛同表明による持続可能な物流の確保について(依頼)(PDF:163KB)
国は「物流革新に向けた政策パッケージ」に基づき、4月を「再配達削減PR月間」と位置付けています。
埼玉県はこの取組に賛同し、再配達削減に向けた取組を国や関係機関と連携して推進します。詳しくは公式ホームページを御確認ください。
国土交通省URL:https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/re_delivery_reduce_pr.html
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