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発表日:2021年9月22日11時

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県政ニュース

埼玉県伝統工芸士を新たに3名認定します

部局名:産業労働部
課所名:観光課
担当名:総務・物産・民泊担当
担当者名:伊藤・大澤

内線電話番号:3950
直通電話番号:048-830-3950
Email:a3950@pref.saitama.lg.jp

埼玉県伝統工芸士を新たに3名認定します

 埼玉県では、県指定の伝統的手工芸品(20産地30品目)の製造に従事している技術者のうち、高度な技術・技法を有する方を「埼玉県伝統工芸士」として認定しています。

 令和3年度は、伝統工芸士として3名の方を認定します。

 ※ 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、認定式は開催いたしません。

令和3年度 埼玉県伝統工芸士(3名)

  • 荏原三枝子(えばらみえこ)氏(熊谷染(友禅・小紋)/NPO法人熊谷染継承の会)
  • 小林喜美代 (こばやしきみよ)氏(所沢人形(雛人形)/所沢人形協会)
  • 半田美奈子 (はんだみなこ)氏 (所沢人形(雛人形)/所沢人形協会)

令和3年度に認定を受けた伝統工芸士の作品紹介

熊谷染 所沢人形(雛人形) hanndaminako

 荏原三枝子氏の作品 小林喜美代氏の作品 半田美奈子氏の作品

 「熊谷染(小紋)」 「所沢人形(雛人形)」 「所沢人形(雛人形)」

 熊谷染について

 熊谷染は美しい模様を染め出す模様染の一種で、荒川の伏流水である星川を中心に発展しました。

 その歴史は古く、中世までさかのぼるといわれ、安政年間(1854~60年)の頃には細かな紋様が特徴の江戸小紋の技法が、大正期には友禅染の技法が採り入れられました。

 所沢人形(雛人形)について

 所沢人形は、江戸末期の嘉永2年(1849年)に3軒の業者によって始められ、その後、人形製造者が増え、主に着付けを得意として発展してきました。いまでは思い出の着物帯から人形の衣装を制作することができる工芸師もいます。

認定日

 令和3年9月22日(水曜日)

埼玉県伝統工芸士の概要

主な指定要件

  • 指定品の製造の実務経験年数が12年以上あり、かつ、現在もその製造に直接従事していること。
  • 指定品の製造に関する高度な伝統的技術、技法を有していること。
  • 県が実施する伝統的手工芸品産業振興事業の推進に協力しており、かつ、今後も協力できること。

認定者数

 237名(令和3年度の認定者を含む)

県指定の伝統的手工芸品(30品目)

  伝統的手工芸品名 主な産地
1 小川和紙 細川紙 小川町、東秩父村
2 岩槻人形 雛人形 さいたま市、春日部市

3

木目込人形
4 鴻巣びな 雛人形 鴻巣市
5 所沢人形 雛人形 所沢市、狭山市、新座市
6 押絵羽子板
7 鯉のぼり 手がき鯉のぼり 加須市
8 春日部押絵 押絵羽子板 春日部市
9 秩父銘仙 着尺(きじゃく) 秩父市、秩父郡
10 秩父ほぐし捺染(なせん) 着尺(きじゃく) 秩父市、皆野町
11 夜具地(やぐち)
12 座布団
13 本庄織物 本庄絣(ほんじょうかすり) 本庄市
14 武州正藍染(ぶしゅうしょうあいぞめ) 武州唐桟(ぶしゅうとうざん) 羽生市、加須市
15 武州型染(ぶしゅうかたぞめ)
16 武州紺織(ぶしゅうこんおり)
17 本染ゆかた(ほんぞめ) 本染ゆかた(ほんぞめ) 草加市、八潮市、川口市、吉川市、越谷市
18 長板中型(ながいたちゅうがた)
19 飯能大島紬 大島紬 飯能市、入間市
20 熊谷染 友禅 熊谷市
21 小紋
22 春日部桐箪笥 桐箪笥 春日部市、越谷市
23 春日部桐箱 桐箱 春日部市、越谷市、松伏町
24 竹釣竿   川口市、さいたま市
25 鬼瓦   深谷市、小川町
26 行田足袋   行田市、羽生市、加須市
27 越谷ひな人形   越谷市
28 越谷張子だるま   越谷市、春日部市、さいたま市
29 武州磨き本瓦   深谷市、小川町
30 越谷甲冑   越谷市

 ※ 太字箇所は、本年度の認定に係る工芸品

 ※ 各品目の詳細については埼玉県HP「ちょこたび埼玉」をご覧ください。

 https://chocotabi-saitama.jp/tradition/

記者発表資料(ダウンロードファイル)

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