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掲載日:2025年8月18日
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クビアカツヤカミキリ及びその幼虫が排出するフラスは、春先から夏にかけて多く見受けられます。
秩父環境管理事務所管内では令和7年度に入ってから、秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町でクビアカツヤカミキリの侵入・被害が確認されており、拡散しています。
クビアカツヤカミキリは、サクラ、ウメ、モモなどの木の幹に入り込み、樹木を衰弱させ、枯死させる危険性のある特定外来生物です。
このカミキリムシ及び被害木を発見したときは、速やかに発見場所を管轄する市町環境主管課へ情報提供をお願いします。
●体長 約2.5から4センチメートル
●特徴 全体的に光沢のある黒色で、胸部(首部)が赤色になっている。
●生態 幼虫は樹木内部で2~3年かけて成長し、その後、6月~8月に成虫となって樹木の外に現れる。
●被害樹種 サクラ、ウメ、モモ、セイヨウスモモ(プラム)など、主にバラ科の樹木
(写真提供:埼玉県環境科学国際センターHP(別ウィンドウで開きます))
クビアカツヤカミキリが食入した樹木には、フラスと呼ばれる木くずとフンが混ざったものが排出されます。(上記写真)
(出典:環境省HP(別ウィンドウで開きます))
●成虫 速やかに捕殺してください。生きたまま持ち運ぶことは、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)により禁止されています。
●幼虫 フラスが発生し、クビアカツヤカミキリが侵入したと思われる穴に薬剤(下記の農林水産省HP参照)を注入して殺虫してください。
●寄生された樹木 樹木からでてきた成虫が他の樹木に拡散しないように、脱出前に網を巻くなどの対策を講じてください。(写真)
登録農薬については下記を参照してください。
農林水産省:農薬登録情報提供システム(別ウィンドウで開きます)
成虫拡散防止ネットを巻いた被害木