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発表日:2021年6月25日11時

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県政ニュース

サクラの外来害虫”クビアカツヤカミキリ”被害をみつけてください!-クビアカウォッチャーズ、4回目の大募集-

部局名:環境部
課所名:環境科学国際センター
担当名:研究推進室・自然環境担当・研究企画室
担当者名:三輪・角田・嶋田

直通電話番号:0480-73-8370
Email:a738331@pref.saitama.lg.jp

環境科学国際センターでは、平成30年6月から、「クビアカツヤカミキリ発見大調査」を実施し、県民の皆様とともに、サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”の県内における被害状況を調査してきました。その結果、令和2年度は、県内16市町の431か所から被害報告があり、大幅な被害の拡大が確認されました。

これまで多くの県民や団体の皆様に御協力いただきましたが、今後防除対策を効果的に推進し、さらなる被害の拡大を抑制するためには、皆様から寄せられる被害情報がまだまだ必要不可欠です。

そこで、今年も「クビアカウォッチャーズ」を募集し、今回で4回目となる「クビアカツヤカミキリ発見大調査2021」を実施します。

埼玉のサクラを守るため、ぜひ皆様の御協力をお願いします。

クビアカツヤカミキリ発見大調査2021

1 目的

県内におけるクビアカツヤカミキリの被害状況を把握し、被害対策に活用します。

2 調査参加者(クビアカウォッチャーズ)

県内在住・在勤・在学の方であれば、どなたでも御参加いただけます。

3 調査方法(詳細は「クビアカツヤカミキリ発見大調査マニュアル2021」を参照)

(1)調査場所・樹種

県内の公園や河川敷、学校などに植栽されているサクラを主な対象として調査します。特に河川沿いのサクラ並木は、被害拡大に関与している可能性がありますので注意して見てください。なお、ウメ、モモ、スモモなどのバラ科樹木に関する被害情報も受け付けます。

(2)確認方法

クビアカツヤカミキリの成虫(図1)や、排出されたフラス(図2、木くずと糞が混ざったもの)を確認します。

(3)報告方法

確認した情報を電子メール又は郵送で環境科学国際センターに報告します。また、成虫やフラスを見つけた場合は、市町村や管理者へ報告していただいても結構です。情報は環境科学国際センターと共有されます。

4 調査期間

集中調査期間を、令和3年8月31日(火曜日)までとします。なお、集中調査期間外の情報提供も随時受け付けます。

5 クビアカツヤカミキリの特徴

  • 自然分布は、中国、モンゴル、朝鮮半島、ベトナムなどです。
  • 成虫の体長は25-40mm程度で、前胸背板(一般に「首」に見える部分)が鮮やかな赤色、他の部分が光沢のある黒色です。
  • 成虫は、昼間によく活動し、柑橘系のにおいを発します。
  • メスの成虫は木の樹皮の割れ目に産卵し、卵を1000個近く産むこともあり、繁殖力が極めて旺盛です。
  • 幼虫は、サクラ、ウメ、モモ、スモモなどの主にバラ科樹木の生木を好んで摂食します。
  • 幼虫は木の内部で2~3年かけて成長し蛹(さなぎ)となり、6月中旬から8月上旬に成虫となって、樹体の外に脱出します。
  • 幼虫の活動期は春から秋で、この間にフラス(木くずと糞が混ざったもの)を排出します。
  • 成虫の寿命は、野外では1か月程度です。

6 その他

  • クビアカツヤカミキリは、外来生物法により、特に生態系などへの被害が認められる「特定外来生物」に指定され、飼育や運搬などは禁じられています。
  • 成虫を見つけた場合は、被害拡大を防ぐため、逃さず、その場で捕殺するようお願いします。なお、成虫が人を刺すことはなく、人体への危険はありません。
  • 調査を行う際、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3密を避けるようお願いします。

調査に関する詳細は、以下の「クビアカツヤカミキリ情報」サイトをご覧ください。

https://www.pref.saitama.lg.jp/cess/center/kubiaka.html

検索

参考

これまでの県内におけるクビアカツヤカミキリ被害の変遷

表1_210625

これまでに実施した「クビアカツヤカミキリ発見大調査」で被害が確認された市町及び被害箇所数(成虫のみの確認を含む)

表2_210625

令和2年度までにクビアカツヤカミキリ被害が確認された地域(メッシュの地域)

図3_210625

マップの詳細は、前述の「クビアカツヤカミキリ情報」サイトの「クビアカツヤカミキリ調査地点マップ」をご覧ください。

写真

図4_210625

サクラの根元に散乱したフラス

図5_210625

樹体から排出されるフラスと樹液

報道発表資料(ダウンロードファイル)

 

 

 

 

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