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掲載日:2019年6月3日
Q 石渡 豊議員(公明)
新埼玉県立がんセンターが12月30日にオープン予定です。県民がその日を待ち望んでいます。そして今、県民医療に奉仕する一大拠点の建設に県民の期待が集まっております。それはさいたま新都心に建設予定の新病院です。その新病院は、本県の小児医療センター、さいたま赤十字病院が並び建ち、互いの特色を輝かせます。県民医療にとって多くの目的と機能を担うことになります。
申し上げます。小児専門病院はもとより、小児救急救命の大幅な拡充となります。母の切なる思いを受けた総合周産期母子医療センターの設置がなされ、救急医療最後のとりでとなる高度救急救命センターの設置がなされます。また、公明党が訴えてきた発達障害支援司令塔の役割を担う(仮称)発達障害支援総合推進センターも新たに設置されます。全て県民にとって欠くべからざる医療ばかりです。私は、建設のつち音が高く打ち出される日を心待ちにしております。
さて、本県は、小児医療センターが新病院としての移転整備を進める一方で、他方、現在地に必要な機能についても併せて検討を進めていると伺っております。私は議会においてずっと見詰め、ただしてまいりました。新病院の移転整備について、また、現在地に必要な機能についてでございますが、この2点の検討を進めるに当たっては、患者の立場に立った丁寧な検討を願うと訴えてまいりました。本県もうなずかれ、患者・家族との面談やアンケート調査など丁寧な対応をなされてきたともお聞きしております。
それでは、お伺いします。本県は患者・家族の視点からどのようなプロセスで検討を進められているのか、病院事業管理者にご所見をお伺いします。
A 名和 肇 病院事業管理者
小児医療センター新病院の整備に当たりましては、患者ご家族への説明会をこれまでに4回開催しております。
その他に、さまざまな障害者団体の方々への説明会を開催いたしました。
さらに、これらの説明会のほかに昨年7月に設計・建設についてのアンケート調査を実施しております。
その中でいただいたご意見、ご要望は、利用しやすい駐車場の設置、ゆとりある待合スペース、宿泊もできる患者家族滞在施設の設置など、できるだけ設計に反映させております。
また、小児医療センターがさいたま新都心へ移転することにより、通院が困難になるなどのご意見もいただきました。
知事からも患者ご家族の不安に応えるため、その機能の一部を何らかの形で現在地に残すことについて検討するよう指示がございました。
このため、平成24年度は、患者ご家族へのアンケートを2回と医療スタッフが直接お話を伺う聞き取り調査を1回実施しました。
本年度は、これらの調査を踏まえ、現在地で継続すべき診療について、医療スタッフを中心とする委員会で慎重に検討を重ねております。
今後も、患者さんの立場に立ち、小児医療センターの移転・整備を着実に進めるとともに、通院に困難を来す患者さんに必要となる機能について検討してまいります。
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