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掲載日:2019年6月3日
Q 伊藤雅俊議員(自民)
次に、教育勅語についてですが、教育勅語は明治23年に発せられたものです。簡単に口語訳をいたしますと、あなたたち国民は、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は仲むつまじく、友達とは互いに信じ合い、行動は慎み深く、他人に博愛の手を差し伸べ、学問を修め、仕事を習い、知識を養い、人格を磨き、さらに進んで社会、公共のために貢献し、また法律や秩序を守ることはもちろんのこと、非常事態の発生の場合は真心をささげて国の平和と安全に奉仕しなければなりません。そして、これらのことは善良の国民としての当然の務めであるばかりでなく、また、私たちの祖先が今日まで身をもって示し残された伝統的美風をさらに一層明らかにすることでもあります。
このように、教育勅語はいかなる時代においても誰にも否定できぬ人間社会の原理にほかならないと思います。口語訳を習うのはもちろん重要だとは思いますが、それだけではなく、掛け算の九九のように暗唱をし、小さいときから体にしみ込ませることにより、日本国民としてのまっとうな倫理観、道徳観を養うことができると思います。
そこで、日本社会に育まれてきた家族愛や友情、勤勉、努力や社会奉仕の精神など教育勅語の教えを推進することによって、子供たちを教え導いていく教育についてどう思うか、また、そのような教育を取り入れていくつもりはあるか、教育長にお伺いをいたします。
A 関根郁夫 教育長
まず、「教育勅語の教えを推進することによって、子供たちを教え導いていく教育について」でございます。
明治23年に発せられた教育勅語は、およそ半世紀にわたってわが国の教育の基本理念とされてまいりました。
教育勅語にうたわれております家族愛や友情、勤勉・努力や社会奉仕の精神などは、いつの時代でも変わらない価値あるものであり、子供たちに指導すべき内容であると考えております。
次に、「そのような教育を取り入れていくこと」についてでございます。
戦後は、この教育勅語に代わり、わが国の教育の基本理念としての教育基本法が定められ、今日の教育体系が築かれてまいりました。
平成18年には教育基本法が改正され、「豊かな情操と道徳心を培うこと」や「公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと」などが教育の目標として新たに盛り込まれました。
県教育委員会では、倫理観や道徳観のかん養を図るため、発達の段階に応じた独自の道徳教材「彩の国の道徳」などを作成しております。
これらの教材を活用し、子供たちにいつの時代でも変わらない、家族愛や友情、勤勉・努力や社会奉仕の精神などを育んでおります。
今後とも、県独自の教材を積極的に活用し、子供たちの倫理観・道徳観を養ってまいりたいと存じます。
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