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掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (木下高志議員)

埼玉伝統芸能の魅力発信について

Q 木下高志議員(自民

先月7日、スーパーアリーナにて、今回で5回目を迎える埼玉YOSAKOIフェスティバルが開催され、多くのチームが参加し、大成功を収めました。よさこいは、踊りを中心とした参加型のお祭りであり、近年、全国各地で開催されており、とても人気があります。自分たちで曲を選び、衣装を作り、踊りを考え、多くの人の前でオリジナリティーあふれるパフォーマンスを披露する喜び、そして老いも若きも、男性も女性も、分け隔てなく参加できることが最大の魅力であり、新しい文化を感じました。
他方、私は、長い歴史の中で人々に受け継がれてきた文化を次の世代へ伝えていくことも非常に重要であると考えます。私の地元、坂戸市の大宮住吉神楽は、江戸神楽の古い形を残す貴重な伝統芸能ですが、この神楽は昭和30年に県の無形文化財に指定され、平成22年には文化庁から選択無形民俗文化財として認められました。保存会には20代の若者も参加しており、神楽の保存と後継者の育成に積極的に取り組んでおられます。
今年度は、県の文化振興基金の助成を受け衣装の整備を進めるとともに、県内大学生と連携した江戸里神楽公演にも出演し、広く県民に神楽を紹介しております。先日も江戸里神楽公演がありましたが、ボランティアで運営を手伝っていた大学生が神楽に魅せられて、自分たちの運営で独自の神楽公演を行うとの話になり、埼玉県で始めた事業がひとり立ちして軌道に乗ってきたと改めて感じた次第です。
このことから分かるように、伝統芸能の振興と継承、そして魅力を発信することは大変意義のあることです。今後、伝統芸能の魅力を県内外に発信するためには、さらなる拡充や後継者育成につながるような取り組みが必要と考えますが、県民生活部長にご所見をお伺いいたします。

A 吉野淳一 県民生活部長

県内には、坂戸の大宮住吉神楽をはじめ、小鹿野歌舞伎や鷲宮神社の催馬楽神楽など、魅力的な伝統芸能が数多く存在します。伝統芸能は、地域の人々が守り伝えてきた埼玉の貴重な文化です。
県では、平成22年度から伝統芸能フェスティバルを開催し、県内伝統芸能の魅力に直接触れていただく機会を提供しています。
このフェスティバルは、伝統芸能を大きな舞台で披露する貴重な機会となっており、披露する保存会の皆さんの励みや自信になるとともに、新たなファン層の開拓につながっています。
4回目となる今年度は、来年1月に埼玉会館で開催し、長瀞宝登山に奉納される神楽と獅子舞を紹介いたします。
今回は、実際に使われている衣装や道具を展示したり、出演団体以外の伝統芸能も紹介するなど、より一層本県の伝統芸能に親しんでいただけるよう工夫をいたします。
次に、後継者の育成についてでございます。
後継者を育てるためには、後継者になる人の発掘だけでなく、伝統芸能保存団体への支援も必要です。
保存団体の中核を担う方々は、高齢者が多く、若い後継者の発掘や、伝統芸能のPRにまで手が回らないのが実情です。
そこで、保存団体自身の発信力を高めるため、地域の若者を巻き込みながら、インターネット動画サイトなどを活用して、広く活動を紹介してまいります。
また、地元市町村と共に、地元企業や商工団体に働き掛けて、ショッピングセンターでの自主公演の実施などを支援してまいります。
今後も、伝統芸能フェスティバルを軸に、伝統芸能の魅力を内外に発信し、本県の素晴らしい伝統芸能の継承と後継者の育成に取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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