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掲載日:2019年6月3日
Q 木下高志議員(自民)
現在、埼玉県は、クラウドの運用をはじめ効率的かつ経済的なシステム運用が可能となっております。しかし、クラウドはネットワーク環境を介してコンピュータを利用するため、極めて高度な信頼性が要求されます。特に、近年注目されております業務継続性の考え方では、ストップすると影響度の高いシステムから、比較的影響度の低いシステムまで業務分析し、優先順位をつけて対処しようとする考え方や、システムを完全二重化してノンストップで対処しようとする考え方など多種多様です。そもそも安全性を高めると費用がかかり、安全性を弱めると信頼性が実現できません。つまり、どこかで妥協しなければシステム構築はなし得ないことになります。
そこで、どのようにクラウドの構築を進めようとしているのか。また、その問題点の克服に対する考え方を企画財政部長にお伺いいたします。
A 中野 晃 企画財政部長
まず、「クラウドの構築はどのように進めようとしているのか」についてでございます。
情報システムのクラウド化は、サーバー維持管理経費の削減やシステム運用にかかる職員の負担軽減、専用サーバー室における機器の集中管理によるセキュリティ向上が期待できます。
本県では平成23年度からクラウド技術を活用し県庁LANで稼働する予算編成システムなど33のシステムの集約化を進めております。
また、平成25年度からは県民や企業が外部からインターネットを経由して利用する県民向けの15のシステムのクラウド化を始めています。
今後、県といたしましては効率性と経費の削減効果を見込めるクラウド技術を活用して、システムの集約化をさらに進めてまいりたいと考えております。
次に、「クラウドの問題点の克服に対する考え方」でございますが、議員ご指摘のとおりクラウドはいったん障害が発生した場合、クラウド上のシステムが停止する危険性があります。
このため、県では集約化したシステムに対し、サーバーの稼働監視、データの定期的バックアップ、予備サーバーへの自動切換、非常用電源装置の設置などを行っております。
また、ネットワークに関しては県が業務を遂行する上で基幹となっている県庁LANシステムの安全性の確保が何よりも重要であると考えております。
そこで、平成25年度、県庁LANの業務継続計画の策定に着手し、ネットワークの二重化などを検討しております。
今後とも県庁LANの安全性を高め、より信頼性の高い情報基盤の構築を目指してまいります。
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