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掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (齊藤邦明議員)

土曜授業の推進について

Q 齊藤邦明議員(自民

スポーツの秋、週末になると学校や幼稚園、保育園などで運動会、体育祭が開催されています。懸命に取り組む姿勢は気持ちがよく、見ているだけでも元気になります。母校の中学校でも体育祭が行われ、応援に行ったところ、プログラムに騎馬戦がありました。騎馬戦、組体操、棒倒し、これらの種目は思い出深い種目に挙げる人が多い半面、けがをしやすいという理由で近年敬遠されがちです。生徒が練習を重ねてきたことはもちろんですが、教員による日々の生徒指導がうまくいっているからこそ実施できるのだろうと考えます。学校には失敗を恐れずに、子供たちの可能性を広げてあげる教育を実践していただきたいと思います。
学校教育法施行規則では土曜日を休業日とし、土曜授業は特別の必要がある場合と定められています。しかし、文部科学省はこの規則を改正し、全公立校での土曜授業の実施を目指しています。これは保護者の考え方にも近いようです。ベネッセ教育研究開発センターと朝日新聞社が学校教育に対する保護者の意識調査を行いました。学校週5日制に対する意見を聞いたところ、「全ての土曜日を休みにするのがいい」と答えたのは17.9パーセント、「月に2回ぐらい土曜日に学校があるのがいい」が57.3パーセント、「全ての土曜日に学校があるのがいい」は23.4パーセントでした。実に8割を超える保護者が土曜日の授業を望む結果となりました。
また、文部科学省でも各地の教育委員会に対し、公立小中学校の土曜授業を実施する必要性についての調査を行っています。市区町村教育委員会の回答を見ると、「必要性がある」と答えたのは11パーセント、「必要性はない」が30パーセント、「どちらともいえない」は59パーセントでした。都道府県教育委員会の場合は、「必要性がある」と答えたのは17パーセント、「必要性はない」が0パーセント、「どちらともいえない」は83パーセントでした。世論の声と教育委員会の考え方はかけ離れているように感じます。
学力向上はもちろんのこと、平日の授業時間が過密であること、本来の趣旨から外れ、土曜日を無為に過ごす子供も少なからずいることから考えても土曜授業を推進すべきだと考えますが、教育長のご所見をお聞かせ願います。

A 関根郁夫 教育長

土曜授業は、授業時間を確保した上で、児童生徒の豊かな心を育む体験活動や芸術活動などの教育活動も充実させる一つの方法であり、子供たちの可能性を広げる教育につながるものと考えています。
土曜授業を実施している市町村や学校では、さまざまな工夫を凝らし成果を上げている事例がございます。
また、実施している市町村からは、土曜日に活動しているスポーツ少年団や社会教育団体との調整等について配慮が必要であることも聞いています。
土曜授業については、市町村が児童生徒の実態や地域の実情などさまざまな要素を勘案して、導入の是非を検討する必要があります。
県といたしましては、土曜授業の導入の成果や課題などの事例を全ての市町村や学校が共有し、適切な判断ができるよう、引き続き、市町村を積極的に支援してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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