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ページ番号:11863

掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (権守幸男議員)

ホームドアの設置について

Q 権守幸男議員(公明

2012年3月、東武東上線川越駅で視覚障がい者の男性がホームから転落、電車にひかれて死亡するという痛ましい事故が起きました。国土交通省によりますと、ホームに転落して電車にひかれる事故は、ホームでの接触事故を含めて2011年に209件、この5年でおよそ30パーセントの増加です。視覚障がい者の転落事故防止に最も有効であり、安心な対策はホームドアの設置であります。2013年3月現在で、ホームドアが設置されている駅は全国で564駅でありますが、本県内では新線開通に伴って埼玉高速鉄道の7駅、つくばエクスプレスの2駅の設置にとどまっております。
国土交通省は、乗降客数10万人以上の駅への設置を優先的に求めており、県も今年度からホームドア設置に向けた調査費の補助を川越駅と朝霞台駅を対象に実施したところであります。本県内にはこの2駅だけでなく、乗降客数10万人以上の駅だけでも13駅あり、乗降客数の多い駅はほかにもたくさんあります。ホームドア設置を急がなければならないと考えますが、県としての今後の取り組みとホームドア設置の見通しについて、企画財政部長に伺います。
また、ホームドアについては、電車のドア位置に合わせてホームドアの開閉位置が変わる新しいタイプのホームドアが開発され、去る9月5日に実証実験が西武線新所沢駅で行われました。西武線のように車両当たりのドア数が異なる場合に対応するホームドアです。こうして新タイプのホームドアの設置も今後積極的に検討していくべきと考えますが、併せて見解を伺います。

A 中野 晃 企画財政部長

近年、駅ホームでの事故が増加傾向にあることから、転落防止対策として最も効果的であるホームドアの早急な整備が求められています。
一方、ホームドアの設置には、さまざまな技術的課題があります。
例えば、幅の狭いホームではホームの拡幅工事が必要であり、土を盛った古いホームでは、ホームの補強が必要となります。
そこで、県では今年度、利用者が多く効果が高いと見込まれる東武東上線の川越駅と朝霞台駅を対象に、ホームドアの整備推進に向けた技術的課題の調査を実施することとしております。
今後、この調査結果を踏まえ、東武鉄道に対してホーム改良の検討を行い、速やかにホームドアを設置するよう要望するとともに、今後の支援方策についても検討してまいります。
また、県が設置した「駅ホームからの転落防止対策会議」の場を通じ、この調査で得られたホーム改良に関する知見を他の鉄道事業者にしっかり情報提供してまいります。
このことにより、類似の構造をもつ他の駅でホームドアの設置が促進されるように取り組んでまいります。
次に新しいタイプのホームドアの設置の検討についてでございます。
新所沢駅で実験が始まったホームドアは、車両ごとに扉の位置が異なる場合も対応可能な新しいホームドアとして国が技術開発をすすめているもので、早期実用化が期待されております。
一方、この新しいホームドアは、安全性や信頼性の確保・コストダウンなどさまざまな観点からの検証が必要であり、実用化にはまだ時間を要する見込みであるとも聞いております。
県といたしましては、この実験の動向を注視し、新しいタイプのホームドアが実用化された場合には、「駅ホームからの転落防止対策会議」の場を通じ、その情報を提供し、導入に向けた検討を鉄道事業者に働き掛けてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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