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ページ番号:11485

掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (権守幸男議員)

街路樹剪定(せんてい)士の活用について

Q 権守幸男議員(公明

緑豊かな環境は埼玉県の大きな魅力の一つであり、セールスポイントであります。緑豊かな生活環境をつくるためには、公園や緑地、道路の街路樹などの都市緑化は欠かせない事業ですが、厳しい財政状況の中で本県発注の造園工事額は残念ながら大きく後退しております。平成22年度は約10億7千万円、23年度は約7億1千万円、24年度は約6億4千万円と減少傾向にあり、ピーク時の平成6年ごろの約30億円に比べると30パーセント程度に激減してしまいました。関連業界からは、このままでは蓄積してきた技術力を次世代に継承していくことも難しくなってしまうとの声も上がっております。一定量の事業量確保と分離分割発注等による受注機会の確保が強く望まれるところであります。
さて、街路樹であります。街路樹は緑豊かな都市環境の形成に大きな役割を果たしていますが、近年は維持管理費の縮減などの理由から、適切な剪定管理がおろそかになっているケースがまま見られます。その場合、交通や建築の障害になるだけでなく、日照の妨げや害虫の発生など住民のクレーム要因となったあげく、最後は無残に切り詰められ、都市景観として見苦しい姿をさらしているものも出ております。
このような悪循環を防ぐには、街路樹のスペシャリストである街路樹剪定士の積極的活用が有効と考えます。街路樹剪定士とは、樹木の生理・生態や街路樹に関する専門知識と職人芸とも言える技能を併せ持ったスペシャリストで、街路樹の美観を維持し、機能効用を最大限に発揮させる必要な能力を兼ね備えています。日本造園建設業協会の試験に合格した者が認定され、現在全国には約1万700人、本県内では420人が認定されております。
実は、既に多くの自治体が街路樹の維持管理について、この街路樹剪定士を入札資格要件に加えたり、特記仕様書に明記するなどその活用に努めております。しかしながら、本県においては、いまだ街路樹剪定士が公共事業等の資格要件になったりした事例がありません。
私は、本県においても街路樹の維持管理などについて、この街路樹剪定士というスペシャリストをぜひ積極的に活用していくべきと考えますが、いかがでしょうか。県土整備部長のご所見をお伺いします。

A 柳沢一正 県土整備部長

街路樹の維持管理業務は、専門的知識や技術が必要であることから、こうしたノウハウを有する造園業者に発注しております。
造園に関する国家資格といたしましては、造園技能士や造園施工管理技士がございますが、お話の街路樹剪定士は、一般社団法人日本造園建設業協会が認定する街路樹のせん定に特化した資格でございます。
このため街路樹剪定士につきましては、景観が特に重視される道路でのせん定作業を行う場合において活用方策を検討してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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