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掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (高橋政雄議員)

今こそ世界へ発信

Q 高橋政雄議員(自民

おもてなし。先日、ついに7年後の東京オリンピック開催が決まったね。2度目の東京オリンピックが見られるとは幸せだよ。この議場でも半分ぐらいの人が経験しているかな。後ろのほうの席を中心にね。「子どもだったからよく覚えていないよ」、また、「まだ生まれていなかったよ」と言う人もおられると思います。特に前のほうね。私は中学1年生でありました。学校の校庭から自衛隊機が描く五輪がよく見えたんだ。だからどうしたんだ、早く本題に入れ、後ろから言われそうであります。
おもてなしに戻ります。滝川クリステル。日本人とフランス人のハーフ、青と白、さわやか新日本人って感じだね。私は英語ほどフランス語はしゃべれないけれども、フランス語の勉強を始める人が増えるんじゃないかと思うよ。また脱線しちゃいけないから戻そう。
そう、7年かけておもてなしを中心に据えて、すてきな日本人を世界に発信しようよ。先ほどのJR南浦和駅でのみんなで「せーの」の救出劇など家庭の教育力を生かした日本人、日本の文化を世界に訴えていこう。グローバル化の時代、おしとやかに構えていたんではだめだよ。一見地味だけれども、裏で力強く宣伝していくことが必要と思う。どうも日本はこの辺がうまくないんだよね。私も同じだけれども。
中国、韓国が反日教育をし、対日批判を続け、反日行動をすればするほど私たち日本は同じ土俵に立たず、反日教育、批判行動などに対して冷静に「遺憾です」、「残念です」と対応するんだよ。同時に、すてきな日本人、すばらしい日本の文化を粛々とほかの世界の人に知っていただくんだ。時間をかけ、お金をかけて世界の人みんなに日本の大ファンになっていただくんだ。中国、韓国の人にはあまり期待していないよ。恨み三代百年と聞いたことがある。戦後68年、あと32年耐えなくてはいけないのかもね。しかも、韓国の大統領は言っているよ。「恨みは千年続くカムニダ」、長いね。またこうも。「歴史を忘れた民族に未来はないカムニダ」に対して私たちも言いたい。韓国大統領に申し上げたい。「歴史に縛られた民族に未来はない」、千倍返し。
質問をまとめます。国の外交に忍耐としたたかさを、国防に関しては多くの世界からの日本への信頼、支援を力に。つまり、これらがハードな武器に勝るとも劣らない日本の防衛につながるというものだ。私たち県民一人一人が家庭教育などで学んだ社会規範の実践とおもてなし、埼玉県ができることとして企業や団体などの海外事業を展開し、留学生などを通した力強い宣伝、そして何よりも知事自らの広報宣伝。知事、ご所見お伺いします。

A 上田清司 知事

質問が漠然としておりましたので、十分お答えになれるかどうかわかりませんが、私なりの考えを踏まえていきたいと思っております。
多分に国レベルの外交とかそういうものを超えたところに日本文化の発信というものは、いろんな形でできるんだということを強調なされたと思っております。
埼玉県で行うこと、あるいは埼玉県の各種団体、企業、あるいはさまざまなグループ、そうした方々の努力が、日本文化の発信ではないかというふうに思っております。
埼玉県で申し上げれば、県を代表する形の中で、私は姉妹州でありますオハイオ州を含む米国中西部9州がありますが、そこの政財界、日米を含めた政財界の皆さんとの交流が、年に1回日本側とアメリカ側と両方で交互に行っておりますが、これはやはり参加する以上は連続して参加すべきだということで、唯一関係する知事での中で連続して出席しております。
そこで、必ず基調講演というのでしょうか、基調あいさつの中で埼玉県の魅力を発信しているところでもございます。
また、個別でそれぞれの各州の知事や各日本企業の社長の皆さんたちとも会談を続けておりますが、そこでも埼玉県の魅力についてさまざまな形で訴えておるところでもございます。
また、埼玉県は東京に近いということもあり、アセアン諸国の各大使などがよく訪れる場所でもございます。4月以降でも、タイ王国や欧州連合をはじめとする16人の各国駐日大使や外国機関の代表などがおいでになっております。
そこでさまざまな議論をしながら埼玉県の魅力についても発信をさせていただいております。
また、せっかくお越しになっておられるところを、ある意味では活用しお願いをして、埼玉県下の高校などで大使などに講演をしていただいて、生徒とのふれあいの中で、何らかの形で埼玉に対して感じていただきたい、また、埼玉と日本に関して感じてもらいたいという意味での交流が行われております。
また、昨年7月に埼玉アジアフォーラムで駐日フィリピン大使とお目にかかったのがきっかけとなって、フィリピンの人材育成に貢献するとともに、県内経済を活性化する事業が動き出しております。
こうした取り組みによって、県内企業による海外需要の取り込みや県内への企業誘致などの成果につなげているところでもございます。
また、個人レベルで国際交流を進めるため、埼玉発世界行き奨学金制度やロータリー財団などによる留学生、海外青年協力隊の皆さんなど633人に「埼玉親善大使」をお願いをして、それぞれ留学生の派遣、そしてまた留学生の受け入れを通じて、それぞれ埼玉県の発信、魅力発信に努めているところでございます。
「埼玉親善大使」の中には、アメリカ留学中に地元のラジオ局で日本の食文化やお祭り、小江戸川越を紹介していただいた例などもございます。
また、浦和西ロータリークラブの交換留学生で日本に留学して、その後現在、駐日米国大使館の公使として来日されて、日米の架け橋になっておられますアンドリュー・ワイレガラさんのような方もございます。
アメリカの独立記念日に招かれて大使館に行ったところ、たまたま話しかけた方が、日本語ができたので「どこで学んでいるのですか」と尋ねたら「浦和西ロータリーです」と。
そこから話を私が持ち帰りまして、さっそく浦和西ロータリーの皆さまに、かつての留学生がこうして公使として今大使館におられますよということをお伝えしたところ、改めて交流がはじまったそうでございます。
また、グローバル人材埼玉ネットワークに加入する埼玉にゆかりのある個人や企業の方々にも、埼玉のことを発信していただいています。
こうした個人レベルの交流の積み重ね、そういうことを通じて日本の素晴らしさを知り、日本そして埼玉県の応援者になってくれる人を一人一人増やしていくことが、結果として日本の安全保障や経済活動の振興につながるものだと、私も、高橋政雄議員と全く同じ考えでございます。
これ以外にもスポーツの分野で、これまでサッカーワールドカップ大会、世界バスケットボール大会なども埼玉県で開催されました。
今月26日にさいたまクリテリウム・バイ・ツールドフランスや、来年3月には世界フィギュアスケート大会も開催されます。こうしたスポーツを通じての海外に向けて埼玉と日本の発信もあるかと思っております。
また、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督であります蜷川幸雄監督が率います「さいたまゴールドシアター」のパリ公演、あるいは「ムサシ」の海外公演なども埼玉発の芸術発信、魅力発信ではないかと思っております。
こうしたいろんな形での埼玉の発信が、県あるいはまた市町村、また各種団体、個人レベルでいろんな形で発信することで埼玉の魅力というものがより倍増し、国家としても魅力が強くなり、そのことが日本の安全保障になり、日本の強さになっていくのだと私も確信しております。ありがとうございました。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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