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掲載日:2019年6月3日
Q 高橋政雄議員(自民)
質問の5番、人にやさしい新がんセンターをについてです。いよいよ新病院のオープンが近づいてきましたね。12月30日と聞いております。随分とせわしい大みそか近くとなりましたね。かえって都合がいいのかな。そのオープンに先立つこと来月、10月25日はアメリカ政府から寄贈のハナミズキが県立新がんセンターに記念植樹されるんですね。100年前に日本からアメリカワシントンDCに贈られ、ポトマック河畔に植えられた有名な桜。その桜の返礼としてアメリカから贈られたのが、今、日本中にあるそのときのアメリカハナミズキの子孫なのです。
今回、その100周年を記念して新たにアメリカ政府から贈られることになったのが、新がんセンターに植えられるハナミズキなのです。実は、私も一生懸命にこのハナミズキをいただくことに汗を流して働かせていただきました。よく事情は知っています。式典には、新しい駐日大使となる予定のケネディさんも出席してくれるとうれしいね。知事なんか一緒にスコップ持っちゃったりして。
先日、新がんセンター病院のチラシをいただいた。そこには新病院の特徴として「日本一患者と家族にやさしい病院を目指して」とありました。また、パンフレットには誰が考えるか、すてきな言葉がありました。「森の中にある人にやさしい高度医療機関を目指して」。いいね、明るく開放的な空間づくり、随所に家族との団らんスペース、病院ボランティアによる癒しの活動、自然素材を使用した落ち着きのある空間など、いいね。2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる時代。2人に1人ががんか。ということはこの議場でも2人に1人。そんなにも大勢の人が利用する県の病院だ。期待が膨らむよ、完成が楽しみだ。
そこで、病院事業管理者にお尋ねします。もっともっと優しい新病院のお話をお聞きしたいです。
A 名和 肇 病院事業管理者
まず、医療においては、患者さんに身体的負担の少ない内視鏡手術および放射線治療などを強化してまいります。
内視鏡手術は、数ミリから数センチの小さな切開で手術を行うため、開腹手術に比べ、心身へのストレスが少なく、術後の早期回復が可能です。
具体的には、内視鏡手術支援ロボットの最新鋭機を導入し、また内視鏡専用の手術室を3室設けます。
一方、放射線治療は、切らずに治す治療で、放射線を多方向から適切な線量で照射し、正常組織への放射線被ばくを少なくすることによって、副作用も軽減できます。
具体的には、がん細胞を狙い撃ちする本県初導入の放射線治療装置2台を含め、総数4台といたします。
次に患者・家族への快適な療養環境、アメニティの充実でございます。
新病院は全体的にゆったりと落ち着きのある空間づくりをしております。
病室は、個室を増やすとともに4床室でも1人当たりの面積を9平方メートル程度に広げました。
また、付き添いのご家族が泊まれる仮眠室も面積を広くして10室に増やしました。
次に、緑の整備についてでございます。
既存の約2ヘクタールの森林を生かした森の中の病院として、敷地面積の55パーセントを緑化いたしました。
「彩の国みどりの基金」を通して今年8月末時点で116件、約1600万円のご寄付をいただいており、駐車場や外構の植樹に活用いたします。
さらに日米友好の木として米国政府から寄贈されるハナミズキは、入り口に至る道路沿いに植え、来院者をお迎えいたします。
また、浦和レッズからその名を冠したミニバラ「レッズローズ」が寄贈されることとなり、本館の屋上庭園に植えます。
こうした整備により、患者、家族が少しでもくつろいだひと時を過ごし、がんと闘う勇気が湧いてくる病院にいたします。
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