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掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (柿沼トミ子議員)

女性医師等の再就職支援策について

Q 柿沼トミ子議員(自民

女性医師等にとっては、結婚、出産、育児の時期が自らのキャリア形成において最も重要な時期と重なることから、この期間のブランクが現場復帰を思いとどまらせているという実態があるようです。女性医師等の復帰プログラムについては、行政だけで対応できるものではありません。現場で働いているスタッフからリタイアした女性医師等への声掛けをするなど、きめ細かい対応が必要です。
群馬大学医学部附属病院では女性医師の復帰支援がうまくいっているということを、先日、群馬県女医会の山田邦子会長からお聞きをいたしました。フルタイムにこだわらず、フレキシブルに勤務できる体制を整備し、最新医療技術の研修やニュースレターによる情報提供を行い、今年度は55人を超える女性医師が支援プログラムを利用しているとのことでした。本県でも、行政と医療機関や医師会、看護協会等がネットワークを構築すれば、このように効果的な職場復帰プログラムを実施することができるのではないでしょうか。女性医師第1号の荻野吟子、第2号の生沢久野は、本県の出身です。女性医師の輝かしい伝統のある埼玉県で、先進的な女性医師等の就業支援プログラムを実施していく意義があると考えますが、保健医療部長に伺います。

A 奥野 立 保健医療部長

県では、復職を希望する女性医師を支援するため、埼玉県医師会に女性医師支援センターの運営を委託し情報の提供や相談などを実施しております。
また、医療の第一線で活躍されている女性医師の講演や医療技術の講習会を開催し、復職を支援しております。
平成21年10月にセンターの運営を開始してから、本年8月末までに76件の相談に対応し、6人の復職を実現しております。
また、短時間勤務を希望する女性医師に代わり、別途医師を雇用する場合にその経費の助成を行うなど、子育て中の女性医師が働きやすい職場環境の整備にも努めております。
今後、こうしたさまざまな取り組みを医師会や県内医療機関が参画する埼玉県総合医局機構で一元的に実施をしていくことにより、女性医師の就労や復職の支援を一層効果的に進めてまいります。
一方、県内では女性医師の働きやすい職場づくりに独自に取り組んでいる病院がございます。
例えば、国立病院機構埼玉病院では育児中の女性医師については、平日の時間外勤務や当直勤務の代わりに休日の日直を行えるような勤務体制としております。
また、育児中の女性医師にチームを組んでもらい、子どもの急病などで欠勤する際にはこのチームの中で対応することとしています。
こうした先進的な事例につきましても、総合医局機構から全県に広がるようしっかりと発信をしてまいります。
次に看護師の復職支援についてでございますが、最新の看護知識や技術への対応ができないことが復職を阻む一番大きな要因です。
このため、短期間で最新の技術を学ぶ技術講習会や、再就職先で3か月間の実務研修を行う職場復帰支援事業を実施し、平成21年度からこれまでに498人が復職をしております。
今後も、県内の医療機関や医師会、看護協会などと協力し、女性の医師や看護師が育児と仕事を両立しながら、その能力を最大限に発揮していただけるよう環境の整備に努めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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