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掲載日:2019年6月3日
Q 柿沼トミ子議員(自民)
栗橋駅は、加須市の東の玄関口であります。首都圏の鉄道の大動脈であるJR宇都宮線と東武日光線が乗り入れる交通の要衝であり、世界遺産日光方面への乗り換え駅としても利用されております。また、栗橋駅周辺は首都圏へのベッドタウンでもあり、湘南新宿ラインの浦和駅停車に伴い、利便性が向上したJR宇都宮線の乗降駅ともなっております。駅東口のほど近い場所には静御前の墓があり、少し足を伸ばせば渡良瀬遊水地が広がり、観光資源は豊富です。また、駅西口には加須・大利根工業団地や大利根豊野台テクノタウンがあり、多くの関係者に利用されております。さらに、旧騎西高校の避難所に居住していた福島県からの避難者の方々が加須市内にも居住を始めており、栗橋駅がふるさと福島への窓口になっています。
このようなポテンシャルの高い栗橋駅ですが、快速列車が停車しないため、その機能を十分に発揮できていない状況があります。利用者の利便性向上のため、JR宇都宮線快速列車の栗橋駅停車実現に向けて、JR東日本に強く働き掛けていくべきと考えますが、企画財政部長のご所見を伺います。
A 中野 晃 企画財政部長
栗橋駅は、議員ご指摘のとおり、JR宇都宮線と東武日光線が乗り入れる交通の結節点でありますが、JR宇都宮線は普通列車が停車するのみで、快速列車は停車しておりません。
県としては、これまでも地元の加須市、久喜市の要望を踏まえ、快速列車の栗橋駅停車について、JR東日本に対して要望してまいりました。
JR東日本からは、一般的に、快速列車の停車駅を増やす際は、遠距離通勤者の利用者数、速達性、利便性などの観点から総合的に判断すると聞いております。
栗橋駅における平成24年度の1日の平均乗降客数は約2万4千人でございます。
これは、快速列車の停車する久喜駅の乗降客数約7万2千人に対して3分の1、蓮田駅の4万人に対しての2分の1となっております。
また、栗橋駅の乗降客数は、JR宇都宮線の大宮駅から北の快速列車が停車しない県内の駅の中では、東大宮駅、土呂駅、白岡駅に次いで4番目となっております。
一方、栗橋駅には交通の結節点という優位性もあります。
このような中、栗橋駅への快速列車の停車実現に向けては、工業団地への企業誘致の推進など、さらに乗降客数を増加するような地元での取り組みがなによりも重要でございます。
県としても昨年、渡良瀬遊水地を自転車で巡るイベントやツアーを企画し、観光振興に取り組んでおります。
今後も、JR東日本に対し、JR宇都宮線快速列車の栗橋駅停車について、引き続き地元の意向をしっかり伝えてまいります。
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