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掲載日:2019年6月3日
Q 竹並万吉議員(自民)
見えない、聞こえない、話せないという三重苦のヘレン・ケラーが、昭和13年を第1回として合わせて3回アメリカから来日したのは、「埼玉三偉人の一人である塙保己一先生の生家を訪ね、自分が今日あるのは、この先生のおかげである。心からお礼を申し上げたかったからだ」と言われております。残念ながら、その頃は日本国内の交通の便も悪く、諸般の事情で旧児玉町の保己一先生の生家への訪問は実現せず、東京渋谷の温故学会で保己一先生の座像にすがって泣きぬれたとのエピソードが残っております。
しかし、現在、国の史跡であるその大切な生家が、築270年以上を経て大変傷んでおります。そこで、何とか建物の保存、温存を図る必要があると存じますので、早急な対処をしていただきたいと願っております。その点、県としてどのように考えているのか、教育長に所見を伺います。
A 関根郁夫 教育長
塙保己一は、障害に負けず不屈の努力を続け、「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」を刊行するという偉業を成し遂げた埼玉県が誇る三偉人の一人であります。
本庄市にある生家は塙保己一旧宅として、国指定史跡に指定されており、現在は、本庄市が管理団体として文化庁から指定されています。
従って、修理の必要性やその時期、修理方法については、まずは管理団体である本庄市において検討していただく必要があります。
一方、この史跡には所有者もいらっしゃいますので、本庄市と所有者が良く話し合って、保存・管理について調整していただく必要もあります。
塙保己一の旧宅は平成6年度に修理したかやぶき屋根も20年近くが経過し、次第に傷みつつあります。
塙保己一旧宅は本県にとって後世に残すべき大変貴重な文化財であります。県といたしましては、本庄市が実施する保存・管理の取り組みに対し、技術的な助言や国との連絡調整など可能な限り協力してまいります。
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