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ページ番号:16560

掲載日:2019年6月3日

平成25年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (竹並万吉議員)

軽くて効率の良い「ソーラーシート」と小型で高性能の「蓄電池」の開発

Q 竹並万吉議員(自民

水素エネルギーと並んでエネルギーの貯蔵の観点から、一般の蓄電池が注目されています。東日本大震災後、太陽光発電と組み合わせることで低炭素社会の構築とともに、一般住宅の停電対策としても有効であると見直されております。さらに、電気自動車のバッテリーを家庭用蓄電池として利用すれば、非常時の電源として活用も可能であり、本庄市のシルクドームにその見本となる設備が設置される予定です。
その本庄市では、全域が県の重点プロジェクトとしてエコタウンに指定されており、その成果を上げるべく関係者が一丸となって努力しております。幸い、本庄は日照時間も晴天日も大変恵まれており、将来は東電に頼らずに太陽光を利用した電気の自産自消を行うことが可能となると思います。しかし、そのためには、現在の重くて高いソーラーパネルに代わって、軽くて効率の良いソーラーシートの開発と、小型で性能が良く値段も安い蓄電池の開発が急務だと思います。その取り組み状況はいかがでしょうか、産業労働部長にお伺いいたします。

A 山中 融 産業労働部長

太陽光を利用した発電システムの開発や蓄電池の高性能化を進めることは、新たなエネルギー社会を構築する上で必要不可欠です。
議員お話しのソーラーシートは、薄いフィルム状のソーラーパネルで、軽量かつ防水性に優れ、簡単な工事で設置可能なため、さまざまな形状の屋根や壁面に活用できます。
独立行政法人産業技術総合研究所のデータによると、太陽電池市場の中でシート状太陽電池のシェアは、2010年、約15パーセントであり、2020年には3倍の約45パーセントに拡大すると予測されています。
現在、国内では大手企業が中心となって軽くて効率のよいソーラーシートの開発に熱心に取り組んでいます。
県では昨年度から県内中小企業や大学などをメンバーに、新型太陽光パネルの研究開発プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトでは、太陽光に加え太陽熱を利用した高効率型太陽光パネルや、太陽光を自動で追いかけ効率的に発電する装置の研究開発を進めています。
「ソーラーシート」の研究開発も重要でありますので、このプロジェクトのテーマの一つとして取り組んでまいります。
また蓄電池の開発では、大手企業や研究機関などを中心に小型化、大容量化、低価格化などの視点から、ニッケル水素やリチウムイオンなどさまざまな種類の蓄電池の研究開発が進んでいます。
県では、今年度から早稲田大学と大手電機メーカー、県内中小企業が本庄早稲田国際リサーチパークを拠点に実施する先端蓄電池研究開発プロジェクトに助成しています。
このプロジェクトでは、電池容量が従来の2倍でかつ、安全性の高い住宅用のリチウムイオン蓄電池の開発を進めています。
併せて、この蓄電池を利用し、複数の住宅間で電力利用の最適化を目指したスマートグリッドシステムの研究開発にも取り組んでいます。
次世代産業として期待されるソーラーパネルや蓄電池などの新エネルギー分野へ県内の中小企業が参入できるよう、しっかりと支援してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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