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掲載日:2019年6月3日
Q 竹並万吉議員(自民)
近年、酪農家が肉用牛農家になるケースが増えているため、和牛子牛の需要が高まっております。これに対応するためには、優良な繁殖用の雌牛の確保と子牛の増産が不可欠であります。秩父高原牧場では、5年前に宮崎県から能力の高い繁殖用の雌牛を導入しました。その牛から生まれた子牛を繁殖牛や肉用牛として県内農家に供給しており、県内和牛子牛の生産に大きな貢献をしております。しかし、その牛が5年を経過しており、さらに能力の高い繁殖用の雌牛を導入する時期に来ております。
また、秩父高原牧場では、これまで酪農家から多くの子牛を預かり、健康で足腰の強い乳牛に育て、酪農家へ返してまいりました。加えて、秩父高原牧場で生産される和牛子牛は肉用牛農家からの評判も良く、生産を増やしてほしいとの強い要望が出ております。
そこで、秩父高原牧場へ新たに優良な雌牛を導入するとともに、これまで培った経験や技術を活用し、繁殖用の雌牛や肉用の子牛を供給する中核施設としての役割を果たせるようにしていくべきと考えますが、農林部長のご所見をお尋ねいたします。
A 高山次郎 農林部長
本県から出荷される和牛は年間3,400頭、そのうち県内で産まれた牛はわずか15パーセントの500頭に過ぎません。
85パーセントの子牛は他県から購入して県内で育てて出荷しておりますことから、県内で和牛子牛を安定的に供給できる生産基盤の整備が急務となっております。
秩父高原牧場は、受精卵移植や人工授精など県内トップレベルの繁殖技術を有しております。また、子牛の育成に関し豊かな経験と技術も持っております。
こうした技術や経験を民間に提供することにより、民間の和牛子牛生産にも大きく貢献することができます。
秩父高原牧場が有する技術や資源を有効に活用いたしまして、新たな優良雌牛の導入も視野に入れつつ、本県和牛生産の拠点としての機能強化に向け検討してまいります。
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