トップページ > 県政情報・統計 > 人事・職員 > 採用情報 > 埼玉県職員採用情報 > 先輩職員からのメッセージ( 薬剤師  杉山 りさ)

ページ番号:194161

掲載日:2024年3月21日

ここから本文です。

先輩職員からのメッセージ( 薬剤師  杉山 りさ)

埼玉県職員を希望する皆さんに対し、先輩職員からのメッセージです。

【薬剤師】

杉山  りさ(すぎやま  りさ)

保健医療部  南部保健所  生活衛生・薬事担当  技師(令和2年4月1日現在)

杉山さん1

異動歴

平成30年 4月採用  現所属

現在の仕事の具体的な内容とやりがいを教えてください。

  現在は、食品衛生・薬事に関する業務に携わっています。

  食品衛生に関する業務では、飲食店、給食施設などの許可調査、食品相談や苦情対応、食中毒対応など、県民の皆さんが安心安全に暮らせるよう日々、注視しながら業務を行っています。

  また、薬事に関する業務では、主に麻薬及び向精神薬取締法に関する業務を担当しており、麻薬取扱者の免許に関することや正しく麻薬が使用されているか薬局や医療機関に立入検査を行っています。

  どちらの業務も県民の生活に直接寄与することや、行政の立場から健康被害を未然に防ぐための業務に携われることにやりがいを感じます。

職場の雰囲気を教えてください。 

  6人のグループなので職員同士の距離が近く、様々な事例を経験している上司や先輩方と相談を重ねながら対応を考えることができます。

  また、保健所には、薬剤師だけでなく医師、獣医師、保健師、栄養士、行政職などの職員が在籍しており、それぞれの専門分野の知識や経歴をもつ職員と関わりを持てるところにおもしろさを感じます。特に獣医師との関わりは大きく、薬剤師とは違う視点で物事を考えていることがあり刺激になります。

  比較的若い職員が多く、新型コロナウイルス感染症が流行する前は職種の垣根をこえ、若手で飲み会を行ったり、スノーボードやアスレチックに出かけてリフレッシュしたりしていました。

ある日の1日のタイムスケジュールについて教えてください。

時刻 スケジュール

8:15

8:30

9:30

 

 

 

12:00

13:00

16:00

17:30

出勤

所内あいさつ

スケジュール確認、メールチェック

麻薬免許作成

随時窓口・電話対応

食品衛生に関わる相談や苦情を受けた際の処理表の作成

昼食

飲食店許認可のため調査(外回り)3件

飲食店営業許可に係る許可書作成

退庁

 

今までの仕事で印象に残っていること、大変だったこと、嬉しかったことについて教えてください。

  保健所にいると食中毒が起きた、医療用麻薬が紛失した、犬が逃げた(同じ担当では動物業務もあります)など様々なことが起きます。それを見越して業務の予定を立ますが、その通りに業務が進まないことがあり、その都度対応を検討し迅速に処理していくことにやりがいを感じます。

  また、保健所業務は県民の方と直接関わるという特徴があります。食品衛生に係る相談に対して、原因不明の調査結果に納得を示されない場合等は対応に大変さを感じることがあります。その反面、第一報は苦情であっても、県民の不安が解消されたと感謝の意を伝えられた時は嬉しく思います。

  大変だと感じたことは、1つの法律においても様々な事例があることです。今年度の麻薬及び向精神薬取締法に係る業務のみで、偽造処方箋、不法所持、誤投与、盗取、所在不明、多重受診による多量入手などがありました。新たな事例の場合、保健所としてどのような対応すべきか判断に苦慮しますが、過去の事例を調べることや、上司と相談することで、その事例ごとにどのように対応すべきかを経験することができました。

  印象に残っていることは、新型コロナウイルス感染症の対応です。土日祝日年末年始関係なく対応にあたっています。本来担当している業務に責任を持ち取り組むのはもちろんですが、組織においての自分の役割を果たすことが大事であると再認識しました。

埼玉県職員を志望した理由や、埼玉県職員になってよかったと思うことを教えてください。 

  調剤等の薬剤師業務と比較すると貢献できる対象範囲が広い行政の薬剤師業務に興味をもっていたこと、県内在住ということから埼玉県を志望しました。埼玉県職員になって良かったことは主に2つあります。

  1つ目は様々な業種の方と接点があることです。大学では、薬学を専門で学びましたが、薬学以外を専門とする職員と関わることが出来ます。そのため、多業種の方から知見を得ることで、偏りのない考え方で物事を判断したいという意識になりました。これは、今後の自分にとってよかったことだと思います。

  2つ目は、入庁後数年ごとに異動があることです。同じ薬剤師でも、本庁、保健所、衛生研究所等の所属先によって業務内容が大きく異なります。異動により業務の変化があることで、様々な経験を得て成長できる可能性があり魅力に感じます。

これからの埼玉県の未来をつくる役割の一翼を担う県の職員として、今後チャレンジしたい事やどのような職員になりたいかを教えてください。 

杉山さん3  保健所以外にも薬剤師が所属する部署は複数あるため、幅広い経験を積みたいです。各分野それぞれの法令について学び、専門職として必要な知識を身につけるとともに、幅広い経験を得て物事を俯瞰的に見渡せ正しい判断が出来るようにしたいです。そして行政薬剤師の役割とは何か常に考え責任を果たせるよう努めていきたいと思います。

※写真は、コロナ対策を実施した上で一時的にマスクを外しています。

休日や余暇の過ごし方を教えてください。 

 休日は映画鑑賞やおいしい食事を食べに行ったりします。特に蕎麦が好きなので蕎麦屋にたくさん行きました

 他にはスノーボードに行って身体を動かしたりすることや、温泉旅館に行ってまったりしてリフレッシュしています。

 入庁してから、先輩方と初めて競馬に行き新たな楽しみを見つけました。

受験するにあたってのアドバイスがあれば教えてください。

 少しでも興味があったらまず受験してみてください。

 公務員試験というと難しい印象があるかもしれませんが、普段の勉強をしっかりしていれば、特別な準備はありません。

 あとは、埼玉県になぜ入庁したいか、どのような仕事をしたいかを明確にしておくことができれば大丈夫です。

埼玉県を目指す方へメッセージをお願いします。

 幅広い業務に携わりたいという方に行政の薬剤師は向いていると思います。

 薬剤師の業務はどれも必要不可欠でやりがいのあるものだと思います。初めは興味がなくても、取り組んでみると楽しいこともあります。

 初めて社会人になるということで不安もあると思いますが、研修等のバックアップ体制も充実しているので安心してください。

 皆様と共に働ける日々を楽しみにしています。

 

お問い合わせ

人事委員会事務局 任用審査課 採用試験担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 県庁第二庁舎3階

ファックス:048-830-4930