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掲載日:2022年1月6日

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県政ニュース

県立川の博物館令和3年度冬期企画展「埼玉県の災害伝承碑」を開催します

部局名:教育局
課所名:文化資源課
担当名:総務・芸術文化推進担当
担当者名:大島

内線電話番号:6921
直通電話番号:048-830-6921
Email:a6910@pref.saitama.lg.jp

県立川の博物館では、令和4年1月15日(土曜日)から3月6日(日曜日)まで、冬期企画展「埼玉県の災害伝承碑」を開催します。

近年、大きな自然災害が頻発しており、各地で被災からの復興や防災・減災の取組が進められていますが、私たちの暮らす日本は、昔から数多くの自然災害と共にありました。企画展では、埼玉県内に残されている過去の水害、地震、火山噴火、飢饉、旱魃(かんばつ)、疫病流行を記録する災害伝承碑を取り上げ、碑に刻まれたその時の様子等から、災害の歴史や現代への教訓を考えます。

なお、開館にあたっては、十分な感染症対策を行っております。来館者の皆様も入館時の手指消毒や検温等へのご協力をお願いします。

1 見どころ(展示構成)

その1 埼玉県における「災害伝承碑マップ」を作成

災害伝承碑を水害、地震、火山噴火、飢饉、旱魃(かんばつ)、疫病流行の別に記した110点のリストと位置図を展示します。

その2 国土地理院の自然災害伝承碑を紹介

国土地理院が情報を収集し、2019年からウェブ地図「地理院地図」で掲載を始めた「自然災害伝承碑」について、パネルで紹介します。

その3 災害伝承碑のレプリカと拓本を展示

寛保治水碑(久喜市)のレプリカと、安政の水害による洪水の水位が刻まれた石垣(皆野町)のレプリカと共に、災害伝承碑の碑文を写し取った拓本(約20点)を展示します。また、拓本を採る様子を動画で紹介します。

寛保治水費            拓本採取の様子

(写真・左)寛保治水碑(久喜市 鷲宮神社)(写真・右)拓本採取の様子

その4 天明泥流の被害と災害伝承碑を紹介

天明3年(1783年)に浅間山が噴火し、土砂が泥流となって吾妻川、利根川に流れ込みました。この噴火による被害は群馬だけでなく、埼玉・千葉にも及びました。
天明泥流堆積物の剥ぎ取り標本とともに浅間山の天明噴火に関する災害伝承碑をパネルなどで紹介します。

備前渠再興記

(写真)備前渠再興記(熊谷市八木田)
    災害を伝えていくために、碑面の損耗が激しいオリジナル(右奥の碑)の左に新しい碑が再建された。

その5 絵本動画で村人の救済に尽力した人物伝を紹介

熊谷市にある吉田宗敬(むねたか)・宗敏(むねとし)の墓碑に刻まれた事蹟から、災害時に村人の救済に尽力した人物伝を約10分の絵本動画で紹介します。

その6 近代の大洪水と災害伝承碑を紹介

明治43年(1910年)の洪水と昭和22年(1947年)のカスリーン台風の被害を記録した災害伝承碑を、洪水氾濫図と対比して紹介します。

2 関連イベント

※諸事情によりイベントの日程・内容などが予告なく変更、または中止になることがあります。

⑴文字や模様を写し取り!-拓本を取ってみよう-

日時:2月19日(土曜日)13時30分~15時

内容:コインやキーホルダー、葉っぱなど身近なものを使って拓本に取ります。

講師:諸岡 勝氏(元埼玉県立文書館副館長)

定員:20名

場所:県立川の博物館 ふれあいホール

費用:200円(材料費)

申込み:事前申込制

⑵講演会「災害伝承碑の調査あれこれ」

日時:3月5日(土曜日)13時30分~14時30分

内容:今回の災害伝承碑の展示は、髙瀬 正氏が20年ほど前に調査をされ、とりまとめられた貴重な記録を中心に紹介しています。一個人として災害伝承碑を調べたきっかけや調査時のエピソードなどをお話いただきます。

講師:髙瀬 正氏(小川町文化財保護委員)

定員:40名

場所:県立川の博物館 ふれあいホール

費用:無料(ただし要観覧料)

申込み:事前申込制

⑶展示解説

日時:1月29日(土曜日)、2月26日(土曜日)
          (1)11時30分~ (2)14時~

内容:学芸員による企画展の展示解説

場所:県立川の博物館 第2展示室

定員:各回10名程度

費用:無料(ただし要観覧料)

申込み:当日受付

3 開催概要・利用案内

⑴ 会期

令和4年1月15日(土曜日)~3月6日(日曜日)

※月曜日休館(ただし祝日の場合開館)

⑵ 開館時間

9時00分~17時00分

※入館は閉館の30分前まで

⑶ 会場

県立川の博物館 第2展示室(大里郡寄居町小園39)

⑷ 観覧料(入場料)

一般410円、高校生・学生200円

中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

※企画展及び常設展が観覧できます。

⑸ 交通案内

自動車:関越自動車道花園ICから8分

電車+徒歩:東武東上線鉢形駅下車徒歩20分

⑹ 駐車料金

普通車300円、バス1,030円

※障がい者手帳等をお持ちの方は無料

【問い合わせ】県立川の博物館

電話:048-581-7333

ファックス:048-581-7332

E-mail:web-master@river-museum.jp

ホームページ:http://www.river-museum.jp/

※諸事情により開館時間、展示構成やイベントの内容などが予告なく変更、または中止になることがあります。

※入館にあたっての注意事項

〈下記に該当する方はご入館いただけません〉

  • 37.5℃以上の発熱や風邪などの症状のある方
  • PCR検査を受け、結果が判明していない方
  • 保健所から新型コロナウィルス感染者の濃厚接触者と判断され、感染者との最終接触日から14日間経過していない方
  • 海外から帰国して14日未満の方

 〈来館時のお願い〉
 1)入館時・退館時の手指のアルコール消毒に御協力ください。
 2)入館時の検温及びお名前・連絡先の提出に御協力ください。万が一の時に、保健所等による聞き取り調査等に御協力いただく場合があります。
 3)館内ではマスクの着用をお願いします。
 4)会話をお控えいただくとともに、他の来館者との十分な距離(概ね2mを目安)をとってください。
 5)館内の入館状況により、入場者の制限を行う場合があります。

※ 上記のことに御協力いただけない方の入館は御遠慮いただきます。

〈当館の取組〉
 1)職員のマスク着用、手洗い・手指の消毒、出勤前と午後に体温測定を徹底しています。
 2)施設出入口等にアルコール消毒液を設置しています。
 3)案内カウンターに飛沫防止用のシートを設置しています。
 4)休憩用椅子の配置などの適切な間隔を確保します。
 5)館内の手すり、トイレのドアノブ、エレベーターボタン、椅子等は定期的に消毒を行っております。
 6)館内の換気につきましては、空調システムによる外気の導入と空気の入れ替えを行っております。

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