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発表日:2022年11月18日17時

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県政ニュース

登録有形文化財(建造物)の新規登録について(2件)

部局名:教育局
課所名:文化資源課
担当名:指定文化財担当
担当者名:内田幸彦

内線電話番号:6987
直通電話番号:048-830-6981
Email:指定文化財担当

国の文化審議会(会長:佐藤信(まこと))は、令和4年11月18 日(金曜日)開催の同審議会文化財分科会における審議・議決を経て、久喜市に所在する「本多流洗心洞(髙木道場)弓道場(ほんだりゅうせんしんどう(たかぎどうじょう)きゅうどうじょう)」と「本多流洗心洞(髙木道場)的場(ほんだりゅうせんしんどう(たかぎどうじょう)まとば)」の2件を、新たに登録有形文化財に登録するよう、文部科学大臣に答申しました。

この結果、後日行われる官報告示を経て、県内の登録有形文化財(建造物)は203件になる見込みです。

本多流洗心洞(髙木道場)弓道場

  • 員数:1棟
  • 所在地:埼玉県久喜市下清久字鶴ノ谷395-11
  • 概要:本多流洗心洞(髙木道場)は久喜市下清久に所在する現役の弓道場である。旧清久村に生まれ、東京大学弓術部師範を務め、後に村長を務めることになる医師、髙木棐(たかぎたすく)によって昭和8年に自宅敷地内に開設された。敷地内には「弓道場」と「的場」が、15間(27.27メートル)の距離を持つ矢道を挟んで建つ。弓道場は木造平屋切妻造、屋根は金属板葺で、建築面積49平方メートル。昭和7年頃建設、平成23年改修。天井の高い板敷の射場(しゃじょう)を中心に、西側に床の間の付いた畳敷の上座(かみざ)、東に弓置き場、北側に畳敷の控え、東北に切妻造の玄関を設ける。意匠的特徴として、窓には矢羽根(やばね)をモチーフとした桟(さん)が、床の間の天井の棹縁(さおぶち)は弓状に曲がっている。的場と合わせ、近代和風建築の弓道場の典型として、造形の規範となっていることが評価された。
  • 本件に関するお問合せ先:久喜市教育委員会文化財保護課 電話0480-58-1111(内線230~233)

本多流洗心洞(髙木道場)的場

  • 員数:1棟
  • 所在地:埼玉県久喜市下清久字鶴ノ谷395-13
  • 概要:木造平屋切妻造、屋根は金属板葺で、建築面積14平方メートル。昭和7年頃建設、平成23年改修。弓道場側を開放、残る三方を板壁とする。内部に、的をかけるために土や砂を盛り固めた安土(あづち)を設ける。弓道場と合わせ、近代和風建築の弓道場の典型として、造形の規範となっていることが評価された。
  • 本件に関するお問合せ先:久喜市教育委員会文化財保護課 電話0480-58-1111(内線230~233)

参考

<登録有形文化財(建造物)とは>

文化財保護法に基づき、保存及び活用のための措置が特に必要とされるものが登録される。建築後50年を経過している建造物で、次のいずれかの基準に当てはまるものが対象となる。

一 国土の歴史的景観に寄与しているもの

二 造形の規範となっているもの

三 再現することが容易でないもの

弓道場

 

報道発表資料(ダウンロードファイル)

 

 


 

 

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