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発表日:2021年6月24日11時

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県政ニュース

県立近代美術館 企画展「ボイス+パレルモ」を開催

部局名:教育局
課所名:近代美術館
担当名:企画展担当
担当者名:大浦

直通電話番号:048-824-0110
Email:p240111@pref.saitama.lg.jp

県立近代美術館では、7月10日(土曜日)から9月5日(日曜日)までの間、企画展「ボイス+パレルモ」を開催します。
第二次世界大戦以降の最も重要な芸術家のひとり、ヨーゼフ・ボイス。彼は広く社会を彫刻と捉え、社会全体の変革を企てました。そのボイスに師事したブリンキー・パレルモは、ささやかで抽象的な作品によって私たちの認識を静かに揺さぶろうとしました。一見対照的な両者を併せて紹介する本展は、社会と芸術の関わりについて問い掛け、芸術の営為とは何かを見つめ直す機会となるはずです。

1 会期等

会期:7月10日(土曜日)~9月5日(日曜日)

※ 会期中に一部展示替えがあります。
前期:7月10日(土曜日)~8月9日(月曜日・振替休日)
後期:8月10日(火曜日)~9月5日(日曜日)

開館時間:10時00分~17時30分(展示室への入場は17時00分まで)

休館日:月曜日(8月9日は開館)

2 会場

県立近代美術館 2階展示室

(さいたま市浦和区常盤9-30-1 電話048-824-0111)

3 観覧料

一般1300円(1040円)、大高生1040円(830円)

※( )は20名以上の団体料金です。
※中学生以下及び障害者手帳等を御提示の方(付き添い1名を含む)は無料です。
※併せてMOMAS(モマス)コレクション(1階展示室)も観覧できます。

4 作家紹介

別紙「作家紹介」参照(PDF:180KB)

5 展示予定作品数

約130点(ボイス:約80点 パレルモ:約50点)

6 見どころ

(1) ボイスとパレルモ、対照的な作家の組み合わせによる二人展です。

かたや雄弁に政治活動も盛んな彫刻家。かたや寡黙に絵画の可能性を探求した画家。対照的な二人ですが、作品を並べてみれば造形的な特徴において、あるいは制作にあたっての姿勢において、意外な近さを認めることができます。本展ではボイスとパレルモそれぞれの作品を概観しながら、「フェルトと布」「循環と再生」といったキーワードで両者を並置することで新たな視点の提示を試みます。

(2) ボイスの「作品」に着目します。

「社会彫塑」を訴え、社会全体の変革を企てるボイスの思想は、広く影響を及ぼしました。しかし、本展ではあらためて彼の「作品」や造形行為に着目します。日本では展観の機会が限られていた初期のドローイング、欧米以外では初めての展示となる60年代のボイスの最重要作品《ユーラシアの杖》、国立国際美術館が新収蔵した《小さな発電所》など代表作を含む約80点でボイス作品の本質に迫ります。

(3) ボイスのパフォーマンス「アクション」の映像を6本上映します。

ボイスの芸術実践において「アクション」と呼ばれるパフォーマンスは核となるものでした。ボイス作品の多くがアクションで用いられた素材や道具に由来します。しかしこれまで、ボイスのアクションを国内でまとめて見る機会は限られていました。本展では代表的なアクションの映像6本をボイス作品とともに御覧いただきます。

(4) ブリンキー・パレルモをまとまって紹介する貴重な機会です。

ブリンキー・パレルモはいまだ日本では言及される機会の少ない作家ですが、絵画制作をとおして様々な物事の仕組み自体を問おうとする繊細な作品は、近年徐々に評価が高まり、2000年以降、彼の作品を振り返る大規模な展覧会がドイツ本国やヨーロッパ、アメリカで続いています。本展では、15年に満たない短い活動期間に手掛けられた貴重な作品を、1960年代の初期作品、今日では現存しない壁画作品のドキュメンテーション、70年代の代表作である「金属絵画」など約50点で振り返ります。

7 関連イベント

決定次第、当館ホームページでお知らせします。 

8 主催等

(1) 主催

埼玉県立近代美術館、国立国際美術館

(2) 助成

遠山記念館 芸術・学術研究等助成金

(3) 後援

ゲーテ・インスティトゥート東京

(4) 協力

ルフトハンザ カーゴ AG

(5) 広報協力

JR東日本大宮支社、FM NACK5

9 巡回情報

国立国際美術館

会期:2021年10月12日(火曜日)~ 2022年1月16日(日曜日)

10 交通案内

JR京浜東北線北浦和駅西口より徒歩3分(北浦和公園内)。JR東京駅、新宿駅から北浦和駅まで、それぞれ約35分。

当館に専用駐車場はありませんが、提携駐車場「三井のリパーク 埼玉県立近代美術館東」では駐車料金の割引があります(企画展観覧で300円引き、MOMASコレクション観覧で100円引き)。団体バスは事前に御相談ください。お体の不自由な方の御来館には業務用駐車場を提供いたします。ただし、台数に限りがありますので事前に御連絡をお願いします。

11 その他

御来館に当たっては、新型コロナウイルス感染症防止対策に御理解と御協力をお願いいたします。

状況により、休館及び会期変更の可能性があります。御来館前に当館ホームページで最新情報を御確認ください。

【お問合せ先】

担当:県立近代美術館 企画展担当 大浦

電話:048-824-0110

E-mail: p240111@pref.saitama.lg.jp

【参考情報】

県立近代美術館

ホームページ:https://pref.spec.ed.jp/momas/

公式Twitter:https://twitter.com/momas_kouhou

公式Facebook:https://www.facebook.com/momaspr

公式YouTube:https://www.youtube.com/user/momasjp

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