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発表日:2021年12月7日11時

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県政ニュース

県立文書館企画展「古物を伝える―好古家(こうこか)たちの埼玉―」を開催します

部局名:教育局
課所名:文書館
担当名:史料編さん担当
担当者名:駒見敬祐

直通電話番号:048-865-0112
Email:p6501123@pref.saitama.lg.jp

県立文書館で、企画展「古物を伝える―好古家たちの埼玉―」を開催いたします。

「好古家(こうこか)」とは、江戸時代後期から明治時代にかけて、古文書などの古物に関心を寄せ、それらの収集や研究に打ち込んだ人々のことです。埼玉県にも、比企郡番匠(ばんじょう)村(現ときがわ町)の小室元長(こむろげんちょう)や、大里郡冑山(かぶとやま)村(現熊谷市)の根岸武香(ねぎしたけか)など、多くの好古家が活躍しました。

本展では、文書館が収蔵する資料の中から、好古家たちが集めた古文書や、好古家たちにまつわる資料を「集める」「調べる」「伝える」の三つのテーマを立てて紹介し、古物と対話しながら活動した人々のまなざしと、好古家たちが後世へ遺したもの(メッセージ)、伝えてきた想いについて御紹介します。

 

1.企画展の概要

(1)会期:令和3年12月14日(火曜日)から令和4年2月13日(日曜日)まで

(2)会場:県立文書館1階展示室

(3)開室日:火曜日から日曜日まで

※ただし、期間中毎週月曜日及び祝日(2月11日)と、12月29日(水曜日)~1月3日(月曜日、年末年始休業日)は休室

(4)開室時間:9時から17時まで

※開室時間中に正面玄関から入館してください。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、検温、手指の消毒、

観覧者カードの提出などに御協力ください。

(5)観覧料:無料

(6)アクセス:JR浦和駅西口下車徒歩15分、JR中浦和駅下車徒歩18分

※駐車台数に限りがあるため、公共交通機関を御利用ください。

※企画展の詳細、最新の休室情報等については、文書館ウェブサイト(https://monjo.spec.ed.jp/)を御覧ください。

2.展示構成と見どころ

プロローグ

1.集める~収集~

好古家たちは、コレクションとしての古文書や、地域の歴史を探る記録などを収集・筆写していました。本章では、好古家たちが集めた中世文書をはじめとした、様々な史料を紹介します。

主な展示資料:太政官牒(小室家文書5695)、北条氏邦書状(小室家文書5700)

【見どころ】北条氏邦書状など、好古家の収集した中世文書7点を展示します。

2.調べる~研究~

好古家たちは、古物を収集すると同時に、それらの調査・研究を、好古家たちのネットワークを通して進めていました。本章では、研究者としての視点で好古家を紹介していきます。

【コラム】武蔵武士「畠山重忠」と好古家

主な展示資料:エドワード.S.モースからの感謝状(根岸家5256)

【見どころ】遺跡発掘などに携わった根岸武香と交流のあったE.S.モースや松浦武四郎に関する資料3点を展示します。

3.伝える~伝来~

好古家たちが集めたものは、様々な経緯を経て現代へと伝えられてきました。本章では、近代以降の文化財保存という視点にたって、好古家たちの動向を紹介します。

【見どころ】根岸武香らが発掘に携わった吉見百穴の保存に関する資料を展示します。

主な展示資料:意見上申書(百穴保存ニ付)(根岸家3532)

エピローグ

3.展示点数

約70点

報道発表資料(ダウンロードファイル)

県立文書館企画展「古物を伝える―好古家(こうこか)たちの埼玉―」を開催します(PDF:287KB)

 

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