掲載日:2025年6月26日
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脚折雨乞は夏季オリンピックと同じ4年に一度行われる、市指定無形文化財、国選択無形民俗文化財、県選択無形民俗文化財に指定・選択される江戸時代から継承されてきた降雨祈願の伝統行事です。
脚折雨乞の特徴は、長さ36メートル、重さ約3トンもある「龍蛇(りゅうだ)」を作って雨乞いを行うことです。龍蛇は、白鬚神社前で麦わらと孟宗竹、荒縄を用いて、開催毎に製作されます。雨乞行事当日、出発前の入魂の儀により「龍神」になると、約300人の男たちに担がれ、雷電池(かんだちがいけ)までの約2キロメートルを練り歩きます。
雷電池に到着すると、担ぎ手は龍神と共に池に入水し、「雨降れたんじゃく、ここに懸かれ黒雲」と必死に叫んで雨を願います。巨大な龍神が小さな池になだれ込む様子や、担ぎ手によって最後に一斉に解体される様子は、非常に豪快で見る者も圧倒されます。また、龍神の一部は縁起物として持ち帰られることも多く、特に頭部に付けられた金色の宝珠は、解体時に我先にと奪い合いが生じます。
令和10年度に開催予定
白髭神社→善能寺→雷電池
無し(どなたでもご覧いただけます。)
無料
鶴ヶ島市生涯学習スポーツ課文化財担当
電話:049-285-2194
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