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掲載日:2025年9月29日
イギリス出身。イギリスの大学で政治学・フランス語を専攻する一方で、開講されている日本語の授業にも参加。卒業後、JETプログラム(※)にて来日。山形にてALTとして学校に勤務。その後は福島の企業での就職を経て、JET参加者が参加できるキャリアフェアに参加。2022年に大和合金株式会社・三芳合金工業株式会社し、品質保証部配属。現在は、営業課で北米・メキシコ・英国・ヨーロッパ等を担当。
※JETプログラムとは、語学指導等を行う外国青年招致事業(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略で、外国青年を招致して地方自 治体等で任用し、外国語教育の充実と地域の国際交流の推進を図る事業。
私は、イギリス出身です。イギリスの大学で政治学とフランス語を専攻していましたが、アジアの経済、特に、大きな経済力をもつ日本に関心があって、大学で開講されている日本語の授業にも参加をしました。卒業後は、JETプログラムで山形県の学校にALTとして勤務しました。その後は福島県の企業で英語教育関係の仕事をしていました。でも、先生の立場がずっと続いたので、「このままの方が気楽なんだけども、それでは面白くないのではないか」と考えるようになりました。そこで、JET経験者が参加できるキャリアフェアに参加し当社に出会い、インターンシップを経て、入社を決めました。
まず、打ち合わせが多いこと、それとFAXが多いことが特徴的だと感じます。お客さんからは、メールでなくFAXで来ることが多いですが、イギリスではFAXなんて見たことありませんでした。また、海外に比べて残業が多いと感じます。海外のお客さんに連絡するときも向こうの定時の時間を過ぎたら連絡してももう返事が来ません。日本では、定時になっても職場に残っていることが多く、残業は日本では当たり前のもののように感じます。
日本語だと遠回しな言い方があると思います。例えば「これやってくれますか」に対しては、「できない」ではなく、「難しいです」と言いますが、できるのかできないのか、どちらなのか分からないことがありました。
大企業相手の仕事に多いのですが、膨大な資料、詳細な資料を作成しないといけない場合があり、苦労を感じます。お客さんの企業の中で上司への説明のために必要な面もあると思いますが、要求に応じた資料を作成するには、自分で調べる必要があるほか、社内での確認や取りまとめなどもありますし、詳細なものを求められるほど難しさがあります。10年前のものなど、古い資料などはなかなか見つからないこともあります。
そのほかにも色々と苦労はありますが、周囲の人たちにサポートしてもらいながら乗り越えています。
私の場合、住居は自分で探して手配をしましたが、海外人材は会社から住居や家具等の生活面でのサポートを受けることもできます。私は、家電を社長からもらったりしたことがあります。
東京に近いし、東武線等の交通の便がよく、大宮もあります。東京に近いのに、家賃もそんなに高くありません。都内と郊外のバランスがよく、住みやすいです。
最近は、日本語のYouTubeの動画を見て、分からない日本語を調べるなどしています。調べた単語はスマホに書いて勉強しています。大学で日本語の勉強をしたけれど、話せるようになったのは日本に来てからです。山形では周りに日本人しかいなかったので、話す機会が多くありました。
友達と遊んだり、マラソンしたりします。
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