平成28年度予算見積調書
課室名:産業支援課
担当名:技術支援担当
内線:3777 (単位:千円)
番号 事    業    名 会計 説 明 事 業
B31 3次元透過技術による高度なものづくり技術基盤整備事業 一般会計 商工費 商工業費 産業技術総合センター費 産業技術総合センター運営費
事業
期間
平成28年度
  
根拠
法令
なし
戦略項目
07世界水準の中小企業
分野施策
030101がんばる中小企業の支援
1 事業の概要
 産業技術総合センターに3次元X線CTの先端評価設備を
整備し、内部可視化に関する技術ニーズにワンストップ
対応できる体制を構築する。
 このことにより、航空・宇宙産業や医療機器産業など
先端産業分野に進出しようとする中小企業の研究開発力
強化と3次元データを活用したものづくり人材の育成を
支援する。

(1)機器整備事業  90,000千円
5 事業説明
(1)事業内容
  航空・宇宙産業や医療機器関連製品等は、高精度・高信頼性の確保が不可避であり、中小企業が新規参入や
 受注拡大を図るためには、以下に示すような3次元データを駆使した高度なものづくり技術や品質管理技術が
 必須となっている。
  ・製品を切断することなく高精度に内部形状や欠陥の測定を行うことで3次元データとして取込み、設計へ
   迅速にフィードバックする。(短納期化への対応)
  ・製品を組上げた状態で内部の形状や結合部等を測定し、完成品としての品質管理を徹底する。(高信頼性評価)
  現在、当センターではこうしたニーズに十分対応できておらず、県内企業は遠方の公設試験場を利用せざる
 を得ない状況である。その結果、県内企業に機会損失が生じる懸念が高まり、今後ますます激しくなってくる
 グローバル社会での競争に生き残ることが困難となってくる。
  このため、産業技術総合センターに3次元X線CTの先端評価設備を整備し、内部可視化に関する技術ニーズに
 ワンストップ対応できる体制を構築するとともに、3Dデータを活用する人材の育成を図り、航空・宇宙産業や
 医療機器産業など先端産業プロジェクトの推進及び地域企業の生産性向上と国際競争力の支援を強力に推進す
 るものである。
(2)事業計画
  ア 国際競争力のある製品開発支援
   ・3次元X線CTの先端評価設備を整備し、内部可視化に関する技術ニーズにワンストップ対応できる体制を構築
   ・先端評価設備を用いた依頼試験による高度な品質管理支援
  イ 3Dデータを活用する人材育成
   ・3D CADデータの作成からCAE、3Dプリンタまでの一連の3Dデータ処理を効果的、高度に扱うことを目的
    とした応用セミナーの実施
(3)事業効果
  県内中小企業の航空・宇宙産業や医療機器産業への新規参入支援や受注拡大並びに高度なものづくり技術や
 品質管理技術の支援を強力に推進することができる。
(4)県民・民間活力、職員のマンパワー、他団体との連携状況
  3D CADデータの扱い、CAE及び3Dプリンタとの連携に係る技術支援並びにセミナーの実施については、産業
 技術総合センター職員のマンパワーを活用し、効果的に実施する。

2 事業主体及び負担区分
 事業主体:県
 負担区分:県10/10
3 地方財政措置の状況
 地方交付税措置あり
 産業技術総合センター費
4 事業費に係る人件費、組織の新設、改廃及び増員
 9,500千円×1人=9,500千円
予算額 財    源    内    訳 一般財源 前年度との
対比
繰入金          
決定額 90,000 90,000             90,000
前年額                  
− 産業労働部 B31 −