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掲載日:2025年8月21日
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※配信用(チャンネル名):九都県市合同防災訓練埼玉県会場
URL:https://youtube.com/channel/UCTaGKHQm1pCpsjpo3szy4MQ
訓練は県営権現堂公園2号公園をメイン会場とし、実施します。
9時のシェイクアウト訓練で訓練がスタートします。
その後、住民による避難誘導訓練や孤立した住民を想定した渡河訓練、航空機やドローンによる情報収集訓練、住民による避難所開設・運営訓練、医療機関による応急救護所開設・運営訓練、多重衝突事故救出訓練、ヘリコプターによる水上からの救出訓練、ライフライン復旧訓練、座屈・倒壊建物救出訓練、ヘリコプターからの空中消火訓練、火災防ぎょ訓練等を実施します。
タイムスケジュールや会場案内等はパンフレット(PDF:3,291KB)(別ウィンドウで開きます)を御覧ください。
令和7年9月7日(日曜日)9時頃、茨城県南部を震源とする震度6強の地震を速報する緊急地震速報が発せられた。
幸手市は、防災行政無線等を通じ、住民へ地震情報の周知を行う。
地震速報を覚知した地域住民や来場者は、身の安全を確保するためのシェイクアウト訓練を実施する。
地震の発生に伴い、市長は、地域防災計画及び市災害対策本部条例に基づき、災害対策本部を設置し、被害状況の把握を行うよう指示するとともに、埼玉県及び防災協定締結事業者、防災関係機関との連絡体制を構築、連携した活動を実施するよう本部長指示を発する。
幸手市
地震により甚大な被害が発生した幸手市は、災害対策本部を設置し、防災関係機関への応援要請及び受援場所の指定を行う。
埼玉東部消防組合消防局は、近隣消防機関への応援要請を行うとともに、受援場所の開設及び運営を開始し、合同指揮本部との連絡調整、応援部隊への情報提供、活動場所への誘導を行う。
参加機関
埼玉東部消防組合消防局、春日部市消防本部、羽生市消防本部、越谷市消防局、三郷市消防本部、蓮田市消防本部、吉川松伏消防組合消防本部、草加八潮消防局、幸手市消防団、埼玉県警察本部、埼玉県幸手警察署、陸上自衛隊、航空自衛隊、日本赤十字社埼玉県支部、東埼玉総合病院(地域DMAT)、幸手市医師会、NTT東日本株式会社、東京電力パワーグリッド株式会社 埼玉総支社・春日部支社、埼玉県ガス協会(幸手都市ガス株式会社)、埼玉県LPガス協会・埼玉県LPガス協会北東武支部、日本郵便株式会社幸手郵便局、トレーラーハウスデベロップメント株式会社、日本けん引輸送株式会社、大宮生コン株式会社吉野工場、クマコン熊谷 株式会社 大宮工場、関東レックス株式会社、幸手市防災安全協議会、埼玉県レッカー事業協同組合、一般社団法人 日本自動車連盟 埼玉支部ロードサービス隊、特定非営利活動法人日本捜索救助犬協会
地震により、橋の崩落が発生し、川の対岸に位置する避難場所への避難ができない状況が確認されたため、災害対策本部は、住民の避難支援を陸上自衛隊に要請した。
陸上自衛隊は、孤立した住民を安全な場所へ避難させるため、ボートを用いて住民の渡河移動を行う。
※自主防災組織の避難終了後は、来場者参加型訓練として渡河訓練を継続する。
陸上自衛隊第32普通科連隊、香日向2丁目3区自主防災組織、中5丁目1区自主防災会、幸手東武団地自治会、戸島安戸地区自主防災会、幸手市
地震発生後、住民は、自分自身の身を守る行動(シェイクアウト)をとった。
地震の揺れが収まったことを確認し、周辺住民とともに指定緊急避難場所までの避難を開始する。
指定緊急避難場所までの避難途中、高齢者等の支援が必要な方(避難行動要支援者)を発見し、避難支援を行うとともに、建物の倒壊に巻き込まれた住民の救出救護を行う。また、あらかじめ策定をしていた個別避難計画に基づき、医療的ケア児者の安否確認を行い、避難支援にあたる。
香日向3丁目自主防災組織、緑台二丁目町会自主防災隊、中原地区自主防災会、幸手看護専門学校、幸手市消防団(第1分団)、幸手市
地域住民は指定緊急避難場所への避難途中、瓦礫の下敷きとなった負傷者を発見。付近を通りかかった幸手市公用車を呼び止め、車載工具のジャッキ等を活用し、救出を行う。
救出後、負傷者を介添えしながら公用車に乗せ、指定緊急避難場所まで避難する。
香日向4丁目自主防災組織、東4丁目・4区自主防災会、幸手看護専門学校、幸手市消防団(第3分団)、幸手市
長間地区自主防災会は、指定緊急避難場所までの避難途中、火災を発見した。
呼び掛けに応じ、自主防災会及び幸手桜高等学校の生徒は、身近にあった消火器を集め、消防団と連携し、初期消火を実施する。
初期消火後、指定緊急避難場所へ避難する。
長間地区自主防災会、埼玉県立幸手桜高等学校、幸手市消防団(第5分団)、幸手市
航空自衛隊は、早期に埼玉県内の被害状況を確認するため、航空機による広域的な情報収集活動を開始する。
航空自衛隊中部航空方面隊司令部支援飛行隊、航空自衛隊中部航空警戒管制団
地震発生後、杉戸県土整備事務所は、地震による道路の被害状況を確認するため、ドローンを活用した上空からの情報収集活動を実施した。
情報収集により、住民避難の状況と落下物による道路交通障害を確認できたことから、収集した情報を災害対策本部へ共有する。
杉戸県土整備事務所
災害対策本部は、杉戸県土整備事務所からの情報に基づき、落下物による交通障害が発生しているとの情報を得た。
災害対策本部は、防災協定を締結する幸手市防災安全協議会に障害物除去の協力要請を行なった。
幸手市防災安全協議会は、要請に応じ、作業に必要な人員、資機材を手配し、速やかに現場に向かう。
幸手市防災安全協議会
幸手郵便局及び幸手警察署は、市内の被害状況を把握するため、バイクを活用した情報収集を実施した。
情報収集の結果、広範囲に建物の倒壊が発生していること、道路交通網が麻痺していることを災害対策本部、幸手警察署へ報告する。
日本郵便株式会社幸手郵便局、埼玉県幸手警察署
災害対策本部は、多数の負傷者の発生が予想されることから、地域防災計画に規定する初期医療体制として関係機関に医療救護班の派遣を依頼した。
依頼を受けた医療関係機関は、応急救護所を開設し、順次搬送される傷病者のトリアージ、処置に当たる。
埼玉東部消防組合消防局、幸手市医師会、社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス 東埼玉総合病院(地域DMAT)、日本赤十字社埼玉県支部、幸手看護専門学校
災害対策本部は、ヘリコプターの離着陸場を権現堂公園2号公園に決定した。
幸手市及び埼玉東部消防組合消防局は、ヘリコプターの離着陸のため、場外離着陸場の開設及び機体誘導を行う。
埼玉東部消防組合消防局、幸手市
地震の発生により、幸手市内において甚大な被害が発生していることから、消防、警察、自衛隊の各応援部隊が投入された。
災害現場においては、被害状況の共有と各機関の連携を図る必要があることから、合同指揮本部を設置する。各機関からの市内被災情報を共有し、各機関の活動能力を最大限発揮することを目的とした統合的な指揮命令系統を構築する。
埼玉東部消防組合消防局、幸手市消防団、埼玉県警察機動隊、陸上自衛隊第32普通科連隊、航空自衛隊中部航空方面隊
地震発生後、埼玉県知事は、迅速に県内の被害状況を把握するため、埼玉県が保有する防災ヘリコプターによる上空偵察を実施するとともに、被害状況をへリテレ映像伝送システムにて地上隊へ送信する。
埼玉県防災航空隊
道路の損壊や瓦礫が散乱する中でも、被害情報の収集を行うため、埼玉県警察本部は機動力の高いオフロードバイクを投入した。
情報収集により、幹線道路で多重衝突事故が発生し、乗員が閉じ込められている状況が確認できたため、合同指揮本部へ状況報告を行う。
埼玉県警察交通機動隊
合同指揮本部から多重衝突事故を確認、要救助者多数、至急の応援要請を受けた埼玉東部消防組合は、指揮隊を先頭に緊急車両を災害現場に出場させた。
また、傷病者の救出・救護・病院搬送を迅速に行うことを第一優先に埼玉県下消防相互応援協定に基づき応援を依頼し、県内の第4ブロック消防本部から春日部市消防本部、羽生市消防本部及び三郷市消防本部が現場にて活動、埼玉県警察機動隊も到着し合同で迅速な救出活動を実施する。
埼玉東部消防組合消防局、春日部市消防本部、羽生市消防本部、三郷市消防本部、埼玉県警察機動隊、幸手看護専門学校
多重衝突事故の状況を確認するため、埼玉県警察航空隊は事故現場上空を飛行し、情報収集活動を行なった。上空を飛行中、権現堂川付近に橋梁崩落に巻き込まれ、水上に孤立者の存在が確認できたため、上空から孤立者の周辺を含む現地状況を確認し、災害対策本部へ情報収集結果を報告する。
埼玉県警察航空隊
災害対策本部は、埼玉県警察からの孤立者情報を受けて、埼玉県防災航空隊に孤立者の救助を依頼した。
埼玉県防災航空隊は水上の要救助者救出に当たる。
埼玉県防災航空隊
自動車4台が関係する多重衝突事故の救出活動後、災害対策本部は、道路が閉塞しているため、埼玉県レッカー事業協同組合及び一般社団法人日本自動車連盟埼玉支部に通行支障となる事故車両の除去活動を要請した。
要請を受けた埼玉県レッカー事業協同組合及び一般社団法人日本自動車連盟埼玉支部は、迅速に車両の移動措置を実施する。
埼玉県レッカー事業協同組合、一般社団法人日本自動車連盟埼玉支部ロードサービス隊
訓練の紹介
午前10時20分ごろ、緊急地震速報が発せられ、地震速報を覚知した地域住民や来場者は、余震に備え、身の安全を確保するためのシェイクアウト訓練を実施する。
埼玉県公安委員会は、地震発生後、人員及び物資等の輸送を迅速かつ円滑に行うため「災害対策基本法第76条」に基づき、緊急通行車両以外の車両に対し、通行の禁止又は制限を行なった。
埼玉県警察は当該措置に基づき、検問所を設け、緊急通行車両の確認を行う。
埼玉県警察交通規制課、埼玉県幸手警察署
地震の影響により被害を受けた、ライフライン施設の機能確保と早期復旧を図るため、各機関は、被害を受けたライフラインの応急対策を行う。
東京電力パワーグリッド株式会社 埼玉総支社・春日部支社、一般社団法人埼玉県LPガス協会・埼玉県LPガス協会 北東武支部、埼玉県ガス協会(幸手都市ガス株式会社)、NTT東日本株式会社
余震の発生に伴い、更なる被害発生の可能性がある中、継続的な活動が予想されるため、埼玉県は協定に基づき、トレーラーハウスデベロップメント株式会社に活動支援車を要請した。
埼玉県から要請を受けたトレーラーハウスデベロップメント株式会社は、輸送事業者である日本けん引輸送株式会社と協力し、活動支援車として、エアコン付きトレーラーハウスの搬入・設置を行う。
トレーラーハウスデベロップメント株式会社、日本けん引輸送株式会社
地震により、消火栓や市内の防火水槽が一部使用不能となり、消防用水の不足が懸念されるという報告を受けた埼玉東部消防組合消防局は、協定機関である埼玉中央生コン協同組合に消防用水の搬送を要請した。
埼玉東部消防組合消防局から要請を受けた埼玉中央生コン協同組合は、組合員に対し、コンクリートミキサー車による消防用水の搬送調整を行う。要請を受けた組合員3社は、指定された防火水槽への補水を行う。
埼玉中央生コン協同組合、大宮生コン株式会社、クマコン熊谷株式会社大宮工場、株式会社関東レックス(コヤマ工業株式会社)
地震発生後、陸上自衛隊は、地震による被害状況を確認するため、ヘリコプターによる上空からの情報収集を開始した。
情報収集により、建物の倒壊が確認できたため、偵察部隊を投入する。
陸上自衛隊第1飛行隊、陸上自衛隊第32普通科連隊
建物倒壊現場に要救助者がいるとの情報を得た航空自衛隊は、救助犬を投入して探索活動を実施し、早期要救助者の発見に着手した。
建物の倒壊・座屈が多数確認されたことから、災害対策本部は、埼玉県警察及び特定非営利活動法人日本捜索救助犬協会に対し、救助犬による探索活動の実施を依頼する。
航空自衛隊中部航空方面隊、埼玉県警察警備課、特定非営利活動法人日本捜索救助犬協会
自衛隊の偵察活動の結果、広範囲に住宅の倒壊が発生し、一般住宅2棟と事務所ビルが座屈・倒壊との報告があり、救助犬での捜索の結果、倒壊発生現場内に多数の負傷者が発生していることが分かった。
消防、警察、自衛隊は地域住民と協力して要救助者の救出を行う。
埼玉東部消防組合消防局、越谷市消防局、草加八潮消防局、吉川松伏消防組合消防本部、埼玉県警察機動隊、陸上自衛隊第32普通科連隊、東3丁目町内会自主防災会、幸手市消防団(第1・3・5分団)
災害対策本部は、余震により更なる被害発生の可能性があるため、ドローンを活用した市内の情報収集活動を行うよう、協定機関であるNTT東日本株式会社に依頼した。
依頼を受けたNTT東日本株式会社は、情報収集の結果、権現堂川付近で火災が発生していることを確認したため、災害対策本部に報告する。
NTT東日本株式会社
建物火災の消火活動にあたり、遠距離の防火水槽から火災現場まで送水する必要があるため、消防団と、応援に来た蓮田市消防本部と協力し遠距離送水を実施する。
埼玉東部消防組合消防局、蓮田市消防本部、幸手市消防団(第4・6・7・8分団)
埼玉県防災航空隊は上空からの偵察活動中、地震による住宅火災に起因すると思われる堤防の枯れ草への延焼を確認した。
住宅地からの距離が短く、大規模火災となるおそれがあることから、被害を最小限に食い止めるべく、ヘリコプターからの空中消火を実施する。
埼玉県防災航空隊
NTT東日本株式会社からの情報により、埼玉東部消防組合は川沿いの住宅街での火災を覚知した。
火災警戒に当たっていた消防団、消防局及び蓮田市消防本部が連携した一斉放水により火災の一挙鎮圧を図る。
埼玉東部消防組合消防局、蓮田市消防本部、幸手市消防団(第4・6・7・8分団)
地震により甚大な被害が発生した幸手市は、防災行政無線による災害情報の周知を図っていたが、電力供給が停止し、非常用バッテリーの容量も限られていることから、防災行政無線が停止する事態に備え、総務省関東総合通信局へ臨時災害放送局の開設を要請する。
要請を受けた関東総合通信局は、臨時災害放送局を開設し、幸手市の通信者が運用し、災害情報を継続的に伝達するための体制を構築する。
総務省関東総合通信局、株式会社わたらせコミュニティメディア、埼玉県立幸手桜高等学校、幸手看護専門学校、幸手市
指定避難場所に避難してきた住民は、市職員と協力し、避難所を開設、避難所の運営における様々な課題について検討するため、運営会議を行い、避難所運営を行う。
長倉自治会自主防災会、香日向1丁目自主防災組織、香日向2丁目1区自主防災組織、香日向2丁目2区自主防災組織、西1丁目自主防災会、北1丁目2区自主防災会、北1丁目3区自主防災会、幸手スカイハイツ自衛消防隊、見立団地自主防災会、内国府間自主防災会、南3丁目2区自主防災会、幸手看護専門学校、幸手市、埼玉県
収容所に搬送された御遺体の受付から、身元確認、御遺体の安置、御遺族対応等を行う。
埼玉県警察捜査第一課、埼玉県警察鑑識課、埼玉県警察警務課、埼玉県幸手警察署、埼玉県葬祭業協同組合、一般社団法人埼玉県医師会、幸手市医師会、一般社団法人埼玉県歯科医師会、幸手市歯科医師会、幸手市
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