子どもの学習支援事業（アスポート事業）について

1.アスポート事業について

埼玉県では平成22年9月から全国に先駆け、生活保護世帯の中学生を対象に高校進学に向けた学習支援事業を5教室で開始しました。平成25年度からは高校生中退防止の支援にも取り組んでいます。

当事業は通称アスポート事業と呼ばれています。アスポートとは「明日へのサポート」と「明日に向かって船出をする港（明日＋ポート）」を組み合わせた造語です。

平成27年度からは、生活困窮者自立支援法に基づく子ども学習支援事業として、市部は各市が、町村部は埼玉県が事業主体となりました。また、支援対象者は生活保護世帯だけではなく生活困窮世帯まで拡大しました。令和5年3月末時点で埼玉県内で中学生教室112教室、高校生教室78教室まで事業が拡大しています。

なお、平成30年10月の法律改正によって、子ども・その保護者に対する生活習慣・育成環境の改善、教育及び就労に関する支援等の生活支援も行うことが可能になりました。

保護者が社会的に孤立しているケースは非常に多く、外に相談できずに悩みを抱え込んでいる状況がみられるため、家庭訪問支援を行っています。

学習教室では教員OBや大学生ボランティアが個別対応で、個々の学力に合わせて丁寧に指導します。また、学習教室は学校や家庭以外の子どもの居場所としての機能も果たしています。

県内町村部にて中学生教室11か所、高校生教室14か所にて開催しています。

各市によって実施状況が異なります。

各生活困窮者自立相談窓口にお問合せください。

埼玉県では、生活困窮者自立支援法に基づく子どもの学習支援事業について一般社団法人彩の国子ども・若者支援ネットワークに業務を委託しています。学習支援事業に関するお問合せは下記にお願いします。

彩の国子ども・若者支援ネットワーク浦和本部

電話 048-831-2688