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掲載日:2022年6月21日
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有井さんは、学生時代に環境・国際問題を学ぶ中で、サスティナブルな社会とは何かを考えるうちに有機農業と出会いました。
2007年に小川町の霜里農場で研修を始め、その後別の有機栽培農家でも研修を積み、2011年に小川町で新規就農しました。就農にあたっては、霜里農場の金子美登さんに下里地区の築100年になる古民家と畑を紹介していただいたそうです。
屋号は「有井農園」ではなく、「有井農円」。あえて文字を「円」にしたところに有井さんの考え方が凝縮されています。「命が循環し、人が集まって円になるような農園を目指して」、みんなで楽しくわいわいと農業を行いたい、そんな気持ちがにじみ出ています。
そんな有井さんが作る農産物の主な販売先は、主に宅配・配達で農産物を購入してくれる「提携さん」に、道の駅おがわまち、おにっ子ハウス(熊谷市にある就労支援作業所)の直売所です。特におにっ子ハウスとの繋がりは強く、ハウス入所者の農業体験学習や交流の場の提供といった活動を行っています。
有井さんは農産加工品の取組も活発に行っています。有機栽培の仲間たちと地元の酒造会社に米(イセヒカリ)を共同出荷、委託し、オリジナルブランドの日本酒を作ったり、ニンジンのジュース、農林61号のうどん乾麺、ゆきちからのパンなど、多岐にわたっています。現在は、野菜の乾燥機を導入し、乾燥野菜づくりも始めました。今後は、本格的に加工に取り組もうと自宅に農産加工所を設置する構想も持っており、現在加工品目を選定中とのことです。
これからの小川町の有機農業を牽引する人材の有井さん。「生産・加工とも、これからもっと充実させたい。」とお話しされていました。
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