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掲載日:2021年10月11日

平成30年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(板橋智之議員)

国際園芸博覧会フロリアード2022について

Q   板橋智之   議員(自民

国際園芸博覧会とは、国際園芸家協会に認定された国際レベルで園芸生産者の利益を図り、園芸技術の向上を図る目的で開かれるもので、1960年、オランダのロッテルダムを初めに、その後ヨーロッパ各地で開催されました。アジアでは、1990年に大阪で花と緑の博覧会が皆様の記憶に残っていることと思います。オランダでは1960年以後、10年に一度、過去6回、直近では2012年、オランダのフェンロー市で開催されました。そのときのテーマは「自然と調和する人生」というもので、期間は2012年4月5日からの約半年間、会場面積約66ヘクタール、42か国の参加があり、期間中の入場者は全世界から205万人、正に国際的な園芸イベントの一つであります。
日本政府は、県や関係諸団体の協力を得て前回を含め過去3回、連続して参加しており、私の地元川口市の緑化団体の若手で実行委員会を組織して、日本政府よりも先んじてこちらは4回連続して出展協力し、そこで製作された日本庭園が何度も最高賞を受賞した経緯があります。前回の2012年、フェンローでのフロリアードには、川口市の市議会視察団の一員として私も現地に行って日本庭園を含め、花や木々で彩られた各国ブース、様々なパビリオン、そのすばらしさに触れさせていただきました。当時、ベテランの市議会議員として立石県議も御一緒させていただきました。特に、川口市が製作した日本庭園は、地場産業である植木と高い造園技術を世界にPRできたものと誇らしく感じたものでした。
さて、次回2022年のフロリアードの開催地が発表されました。アルメレというアムステルダムから東へ約30キロの干拓で誕生した都市であります。これでオランダ政府も正式に世界各国に出展の依頼をすることになります。
前回、出展時の川口市の経過概要からすると、約2年前には国土交通省との連絡調整が始まり、1年前には出展実行委員会が設立され、10か月前から現地に植物を搬送するための第1回検疫検査が実施され、2か月前から現地に造園技術者が派遣され、庭園の製作に着手し、開園前完成に至りました。開催後、6か月間の開催期間中でありますので、何人かは維持管理を含めて幾つかの公式行事やイベントに参加するなど、現地に派遣をされました。こうしたプロセスが必要でありますので、次年度になれば3年前、準備を始めるのに早過ぎるということはありません。これまで、国土交通省や農林水産省が川口市と連携をしているくらいで、埼玉県としての関わりはとても薄いと考えています。
そこで質問ですが、今から積極的に県としても情報収集に努め、国や県内出展予定、出展の意欲のある自治体と連携を図り、支援することはできないものでしょうか、農林部長に見解をお伺いいたします。

A   篠崎   豊   農林部長

オランダで開催される国際園芸博覧会フロリアードへの出展は、我が国の花き園芸業界の技術力を世界にアピールするとともに、その後の花き園芸業界の方向性を見極める貴重な機会となります。
このため、国では過去3回のフロリアードに、関係する自治体や企業に幅広く協力を働きかけながら、出展を行っております。
本県も、1992年、ハーグ・ズータメアで開催された大会において政府展示に協力するとともに、県内の花植木産地にも参加をしていただきました。
また、その他の大会においても、花などの材料の提供や情報収集を行ってきたところでございます。
議員お話のとおり、川口市では、継続的にフロリアードに参加され、展示を通して我が国独特の植木の仕立てや伝統的な造園技術などを世界にアピールされております。
こうした川口市の出展に際して、県では、花と緑の振興センターが中心となり、植物検疫の指導や資材等に係る情報提供などの支援を行ってまいりました。
フロリアードへの参加は、最先端の花き関連情報に触れ、花や植木、造園など個々の取組を発展させる契機となり、さらには本県の技術を世界に発信する機会にもなります。
2022年の大会については、「グリーンシティを育てる」をテーマに開催されると伺っておりますが、県としても積極的に大会に関する情報収集に努めるとともに、国や出展自治体との連携について、検討を行ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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