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掲載日:2022年12月15日

令和元年12月定例会 「自然再生・循環社会対策特別委員長報告」

副委員長   日下部   伸三

自然再生・循環社会対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」でありますが、今回は、「低炭素社会の構築に向けた取組と大気環境の保全について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「太陽光パネルは、将来、劣化や破損に伴う大量廃棄の時期が来る。これに対する県の考え方はどうか」との質問に対し、「太陽光パネルは同時期に大量に設置されたため、10年、20年後に大量廃棄が発生すると見込まれる。現在、国に対し、適正にリサイクルされる仕組みづくりを要望しており、検討が進められている。県としても、環境科学国際センターや業界団体と協力して、リサイクルが円滑に進むよう、技術的な対応や回収方法等を検討している。今後、予想される大量廃棄の時期を見据え、スピード感を持って取り組んでいきたい」との答弁がありました。
次に、「太陽光発電施設の設置について、乱開発から地域を守るというが、乱開発かどうかの線引きをどう捉えているか。また、増加が見込まれる乱開発にどう対応するのか。さらに、原子力利用や石炭火力の在り方などエネルギー施策について個別の議論に捉われると矛盾が生じるので、温室効果ガスの削減目標達成に向けて論点を整理してメッセージを出すことはできないか」との質問に対し、「乱開発であるかは、地域に受け入れられるかどうかが、大きな線引きになると考えている。乱開発への対応については、現在、国がFIT法の改正を予定しており、この中で、入札制度への移行や太陽光発電と地域の共生について検討されている。この動向を見極めつつ、引き続き市町村と連携して乱開発を防ぐために努力していく。また、2030年度26%削減という県の目標案は国の考えている電源構成を前提としたものである。今後、これを分かりやすく理解していただけるよう、表現の工夫をしていく」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「自然環境の保全・再生、地球温暖化・省エネルギー対策、廃棄物の処理及び資源循環社会の形成に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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