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掲載日:2024年5月17日

令和6年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(野本怜子議員)

「こども」の福祉増進について-一時保護後のフローチャート活用について-

Q 野本怜子 議員(民主フォーラム)

先月20日に開催された社会的養護等経験者全国交流会に私も参加しました。施設や里親家庭で暮らしてきた彼らが、他人を尊重しながらも自分と同じ立場のこどもたちのことを考え、意見を堂々と伝えている姿が大変印象的でした。
その中で提案された1つをまず質問させていただきます。
(1)一時保護後のフローチャート活用についてです。
県内にも5か所の一時保護所がありますが、保護された際、一時保護所のしおりが児童に配られます。そこに自分には今後どんな選択肢があるのかを示すフローチャートがあれば、先が見えない不安も少しは解消し、次のステップを考えやすくなるのではないでしょうか。
これは、カナダの一時保護所で配られているものです。
家庭に戻るのか、児童養護施設や里親家庭、自立援助ホームといった道があるのか、自身の意思が尊重されることは、「こどもまんなか宣言」にも沿った改善だと考えますが、福祉部長のお考えを伺います。

A 金子直史 福祉部長

虐待等により一時保護された児童は不安が強い状態であるため、議員お話しのとおり、今後どのような選択肢があるかを示すことで、児童の不安を和らげ、頭や気持ちの整理に繋げることは重要であると考えております。
現在、児童相談所では、一時保護児童等の処遇を決めるに当たり、まずは信頼関係を築くため、職員が児童の話を丁寧に聴きその気持ちを受け止めることから始めております。
そのうえで、今後の暮らしの見通しなどについて、児童の心身の状態を見極めつつ保護者の状況も含めて丁寧に説明し、意向を確認しております。
意向確認の際には、家族の状況や学校などの関係機関とのかかわりについて、必要に応じて絵や図なども用いながら説明することで、児童が理解しやすいよう工夫しております。
御提案のフローチャートについては、一時保護児童等が次のステップを考えやすくなる一助と考えられますので、児童本人や児童相談所職員等の声も聞きながら検討してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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