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掲載日:2025年7月2日

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家庭から出るリチウムイオン電池に係る実証試験

スマートフォンやモバイルバッテリー、電子たばこといった身近な小型家電の多くには、リチウムイオン電池などの充電式電池が内蔵されています。

充電式電池にはレアメタル(リチウム、コバルト、ニッケルなど)が含まれており、資源として回収すれば、新たに電池材料などに再利用することができます。

また、他の家庭ごみと一緒に捨てられることで、ごみ処理場などでの火災事故発生の原因となっています。

埼玉県では、民間企業・市町村との連携により実証試験を行っています。

充電式電池等からのレアメタル回収

車載用リチウムイオン電池等の再資源化を行っている、太平洋セメント株式会社(本社:東京都文京区)、松田産業株式会社(本社:東京都新宿区)と連携し、レアメタルの回収を目的とした実証試験を行っています。

協力市:さいたま市、所沢市、狭山市、上尾市、越谷市
実施時期:令和6年10月~令和7年2月
結果概要:「電池の種類や内蔵製品ごとに分別」「一定の量を確保」することで、ごみ処理費用をかけずにレアメタルの回収が可能

新たな拠点での安心・安全な充電式電池等の収集

火災リスクを抑える専用収集ボックスの開発を行っている、荏原環境プラント株式会社(本社:東京都大田区)*と連携し、ボックスの設置による収集効果の実証試験を行っています。

収集場所【収集終了】:ファミリーマート埼玉県庁店(さいたま市浦和区高砂3-15-1)、まるたけ騎西店(加須市騎西27-4)
収集対象:別紙_収集できるもの・収集できないもの(PDF:139KB)(別ウィンドウで開きます)
実施時期:令和7年1月~3月
結果概要:大きな温度上昇や発火等はなかった。スーパー等での収集は住民にとって利便性が高い(アンケートより)。

サーキュラーエコノミー推進分科会会員企業(別ウィンドウで開きます)

絶縁処理に代わる放電方法の検討

電気の残っている充電式電池は火災リスクがあり、1つ1つテープなどによる絶縁が必要ですが、手間がかかります。
県の研究機関である環境科学国際センターにおいて、手間のかからない火災リスクを下げる方法を検討しました。

検討方法:充電式電池を漬けることで放電させる、適した薬品の検討。
実施時期:令和7年1月~3月
結果概要:10種類の薬品で試験を行い、セスキ炭酸ソーダが最も適切に放電できることが分かった。

関連報道発表

家庭から出る使用済みリチウムイオン電池からレアメタルを回収する実証試験を行いました ~民間企業・市町村と連携してサーキュラーエコノミーを推進~(令和6年5月9日)
家庭から出る使用済みリチウムイオン電池からレアメタルを回収してサーキュラーエコノミーを推進! -県内2市から5市に拡大して実証試験-(令和6年10月23日)
家庭から出る使用済みリチウムイオン電池を小売店舗で収集する実証試験を行います~家庭で眠っているリチウムイオン電池からレアメタルを回収しよう!~(令和7年1月15日)
家庭から出る使用済みリチウムイオン電池からレアメタルを回収!-令和6年度の実証成果をお知らせします-(令和7年4月2日) 



お問い合わせ

環境部 資源循環推進課 企画調整・一般廃棄物担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第三庁舎2階

ファックス:048-830-4791

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