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掲載日:2022年2月22日

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第197回簡易アンケート「ケアラー及びヤングケアラーについて」の結果を公表しました

1.調査の概要

(1)調査形態

調査時期:令和3年12月2日(木曜日)~12月8日(水曜日)

調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答

対象者:県政サポーター(3,323人)(内.県内在住 3,066人)

回収率:63.9%(回収数2,124人)(内.県内在住 63.6%(回収数1,950人))

回答者の属性:(百分率表示は、小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある。)

 

 人数(人)(内.県内在住)

 比率(%)(内.県内在住)

全体

2,124 (1,950) 

100.0 (100.0) 

 

年齢

人数(人)(内.県内在住)

比率(%)(内.県内在住)

16~19歳

14(14)

0.7(0.7)

20~29歳

101(94)

4.8(4.8)

30~39歳

196(182)

9.2(9.3)

40~49歳

425(387)

20.0(19.8)

50~59歳

542(491)

25.5(25.2)

60~69歳

397(354)

18.7(18.2)

70~79歳

332(316)

15.6(16.2)

80歳以上

117(112)

5.5(5.7)

 

職業

人数(人)(内.県内在住)

比率(%)(内.県内在住)

個人事業主・会社経営者(役員)

205(185)

9.7(9.5)

家族従業(家業手伝い)

7(6)

0.3(0.3)

勤め(全日)

807(730)

38.0(37.4)

勤め(パートタイム)

313(292)

14.7(15.0)

専業主婦・主夫

286(262)

13.5(13.4)

学生

46(43)

2.2(2.2)

無職

445(418)

21.0(21.4)

その他

15(14)

0.7(0.7)

 

 

性別

人数(人)(内.県内在住)

比率(%)(内.県内在住)

男性

1,214(1,106)

 60.9(60.5)

女性

781(721)

39.1(39.5)

※任意回答(総数=2,124人(1,950人))

(2)調査結果の見方

  • 設問中の()内の数字及びグラフの中の数字は、回答比率(%)です。
  • 回答比率(%)は小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計と全体またはカテゴリーを小計した数値が、100%にならないことがあります。 
  • 図表中の「ー」は回答者が皆無のもの。「0.0」は回答者の比率が0.05%未満のため四捨五入の結果0.0%となったものです。
  • グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を示し、回答比率は「n」を基数として算出しています。
  • 複数回答の質問については、その回答比率の合計は、100%を超える場合があります。
  • 断りのないものについては、埼玉県内在住のサポーターからの回答をもとに算出しています。 

2.調査の目的

 令和2年3月に制定された「埼玉県ケアラー支援条例」では、ケアラーを、高齢、身体上又は精神上の障害又は疾病等により援助を必要とする親族、友人、その他の身近な人に対して、無償で介護、看護、日常生活上の世話その他の援助を提供する方と定義しています。また、ケアラーの中でも18歳未満の方を特にヤングケアラーと定義しています。

 ケアラー及びヤングケアラーには、仕事や学業との両立や自分の時間が取れないなど様々な負担があるにも関わらず、社会的に十分に理解されているとは言えず、悩みを抱えたまま生活している方が多くいます。

 県では、条例に基づき、令和3年3月に「埼玉県ケアラー支援計画」を策定しました。計画では、ケアラー、ヤングケアラー支援のために、これから推進すべき施策などを定め、県、事業者、関係機関、そして県民の皆様が取り組んでいくべきことを明らかにしています。

 県政サポーターの皆様に、ケアラーに関する認識や支援のあり方などについて御意見を伺い、今後の参考とさせていただくため、アンケートを実施しました。

担当課

福祉部 地域包括ケア課 地域包括ケア担当 電話:048-830-3256(E-mail:a3250-03@pref.saitama.lg.jp)

3.調査結果の概要

「ケアラー」の認知度について

→『知っている(計)』が6割半ば(65.8%)

質問1

 あなたは「ケアラー」という言葉を知っていますか。

1111

 質問1にて、「ケアラー」という言葉を知っているか尋ねたところ、「よく知っている」(16.2%)と「ある程度は知っている」(49.6%)を合わせた『知っている(計)』が6割半ば(65.8%)であった。

「ケアラー」という言葉を知ったきっかけについて

→「テレビ」が7割強(73.7%)

質問2

 (質問1で、「よく知っている」または「ある程度知っている」と答えた方にお伺いします。)あなたは「ケアラー」という言葉をどこで知りましたか。(複数回答可)

質問2

 質問1で「よく知っている」、「ある程度は知っている」と答えた方へ、質問2にて「ケアラー」という言葉をどこで知ったか尋ねたところ、「テレビ」という回答が最も多く7割強(73.7%)であった。次いで「新聞」が5割強(52.2%)、「インターネット」が4割強(42.7%)と続く。

「ヤングケアラー」の認知度について

→『知っている(計)』が6割半ば超(67.4%)

質問3

 あなたは「ヤングケアラー」という言葉を知っていますか。

333

 質問3にて「ヤングケアラー」という言葉を知っているか尋ねたところ、「よく知っている」(17.6%)と「ある程度は知っている」(49.8%)を合わせた『知っている(計)』が6割半ば超(67.4%)であった。

「ヤングケアラー」という言葉を知ったきっかけについて

→「テレビ」が7割強(73.7%)

質問4

 (質問3で、「よく知っている」または「ある程度知っている」と答えた方にお伺いします。)あなたは「ヤングケアラー」という言葉をどこで知りましたか。(複数回答可)

質問4

 質問3で「よく知っている」、「ある程度は知っている」と答えた方へ、質問4にて「ヤングケアラー」という言葉をどこで知ったか尋ねたところ、「テレビ」という回答が最も多く7割強(73.7%)であった。次いで「新聞」が5割弱(49.8%)、「インターネット」が4割強(40.6%)と続く。

ケアラー及びヤングケアラーへの手助けについて

→『(手助けしたいと)思う(計)』が8割強(81.7%)

質問5

 自分の回りに家族等のケアで困っている人がいたら、できることがあれば手助けしたいと思いますか。

555 

 質問5にて、自分の周りに家族等のケアで困っている人がいたら手助けしたいと思うか尋ねたところ、「思う」(28.7%)と「やや思う」(53.0%)を合わせた『思う(計)』が8割強(81.7%)であった。

ケアラー・ヤングケアラーに関する研修会への参加意欲について

→「(参加してみたいと)やや思う」が4割半ば(44.8%)

質問6

 今後、ケアラー・ヤングケアラーの状況や支援の必要性、ケアラーを孤立させないなどの支援策について知る機会があったら、参加してみようと思いますか。 

質問6

 質問6にて、今後ケアラー及びヤングケアラーの状況や支援策等について知る機会があったら参加してみたいか尋ねたところ、「やや思う」と回答した方が最も多く4割半ば(44.8%)であった。次いで「あまり思わない」が2割半ば超(27.2%)、「思う」が2割弱(19.0%)であった。

周りにケアラー・ヤングケアラーと思われる人がいるかについて

→「いない」が4割半ば(45.6%)

質問7

 あなたの周りに、ケアラー及びヤングケアラーと思われる人はいます(いました)か。

質問7 

 質問7にて、自身の周りにケアラー及びヤングケアラーと思われる方がいる(いた)かどうか尋ねたところ、「いない」と回答した方が最も多く4割半ば(45.6%)であった。次いで「わからない」が4割弱(39.6%)、「いる」が1割半ば(14.8%)であった。

ケアラー・ヤングケアラーからの相談について

→「ない」が6割強(63.9%)

質問8

 あなたはケアラー及びヤングケアラーから相談を受けたことがありますか。 

質問8

 質問7で「いる」と回答した方に対して、質問8にて相談を受けたことがあるか尋ねたところ、「ない」と答えたのが最も多く6割強(63.9%)であった。次いで「ある」が3割強(32.6%)であった。 

相談への対応について

→「話を聞いた」が8割強(83.0%)

質問9

 (質問8で「ある」と答えた方にお伺いします。)その方へどのような対応をしましたか。(複数回答可)

9999

 問8で「ある」と回答した方に対して、質問9にてどのような対応をしたか尋ねたところ、「話を聞いた」と回答した方が最も多く8割強(83.0%)であった。次いで「必要な支援等のアドバイスをした(相談機関の情報を伝えることも含む)」が6割強(60.6%)、「相談を受けて以降は定期的に様子を気にかけている」が4割半ば(45.7%)、「上手く対応できなかった」が1割強(10.6%)であった。

ケアラーへの支援について

→ 「経済的支援」が6割半ば超(66.3%)

質問10

 ケアラーに必要な支援はどのようなものだと思いますか。(複数回答可)

質問10

 質問10にて、ケアラーに必要と思われる支援について尋ねたところ、「経済的支援」が最も多く6割半ば超(66.3%)であった。次いで「気軽に休息や睡眠がとれる機会の確保」が5割半ば(55.8%)、「勤務しやすい柔軟な働き方」が5割弱(48.9%)と続く。

ヤングケアラーへの支援について

→「ヤングケアラーの代わりに家事やケアをしてくれる人がいること」が6割半ば超(66.3%)

質問11

 ヤングケアラーに必要な支援はどのようなものだと思いますか。(複数回答可)

質問11

 質問11にて、ヤングケアラーに必要と思われる支援を尋ねたところ、「ヤングケアラーの代わりに家事やケアをしてくれる人がいること」と回答した方が最も多く6割半ば超(66.3%)であった。次いで「家族の病状が悪化するなど困った時に相談できるスタッフや場所があること」が6割強(63.9%)、「ヤングケアラーが自由になる時間が増えるようなサポートがあること」が6割強(63.3%)と続く。

自分ができそうな具体的な支援について

質問12

 あなたなの身近にケアラー及びヤングケアラーがいたとして、どんな支援ができそうか、具体的にお書きください。

<主なご意見>

  • 悩みの解決に向けて必要なサービスや情報に繋げてあげること。
  • 話を聞いてあげる。
  • 気兼ねなく話せる環境をつくること。
  • 民生委員や役所に相談できるように、一緒に考える。
  • 公的なサービス等の紹介をする。
  • 家庭によっては踏み込まれたくないという家庭もあるので、難しいと思う。
  • 声を掛けをしたり、気にかける。
  • 会社への柔軟な雇用形態の提案や社会的なつながりを持てる場での交流。

自由意見

質問13

 今後のケアラー・ヤングケアラー支援施策に対して期待することやご意見、ご要望などありましたら、ご自由にお書きください。

<主なご意見>

  • ケアラーが孤独・孤立することなく社会生活ができること、また、困ったときは相談する場所があるなど、心の支援も出来ることが必要だと思います。
  • ケアラーについて知る機会がもっとあると、支援もしやすくなるのではないかと思います。
  • ヤングケアラーは、自分の将来に対する不安があると同時に、介護等の困難等大変な思いを背負っていると思われる。ケアラーに対するアドバイスと共に、ケアラーの将来に対する希望を与えるような支援施策が必要と思います。
  • 家族の介護となると、やるのが当たり前と言う感覚があり、なかなか周りに助けを求められない人が多いと思うので、気軽に助けを求められる相談窓口がわかりやすくあるといいと思う。どこでそういう話しを聞いてもらえるのかが分からない。
  • 介護は家族や親族でという考え方を変えていかないと 基本的に良くならない気がします。
  • 最近ラジオやテレビなどでヤングケアラーについて取り上げられる機会が多くなったと思います。彼らがおかれている状況をもっと世の中に広めて、サポート体制を地域で整えていけるようになったらいいと思います。
  • 実際にどんなことで困っているのか、助けが必要なことは何かをもっといろんな人が知れる機会を作ったらいいと思う。
  • 多くの人にヤングケアラーやケアラーの存在を知ってもらい、社会全体で支援できるような体制が作れたらよいと思う。その為には国を基本として、各自治体でももっともっと取り組んでもらいたい。
  • 超高齢者社会を迎える中、支援を必要としている家族が孤立する事なく、ケアラーやヤングケアラーの介護と同時に自分の事も大切に考えられる様な社会になって欲しいです。
  • 勉強についていけない、進学ができない等、ヤングケアラーが学業面で不利になることがないような支援を充実させるべき。

※上記を含め、計682件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。

お問い合わせ

福祉部 地域包括ケア課 地域包括ケア担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-4781

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