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掲載日:2022年8月9日

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専門家会議後の知事発言内容(8月9日)(テキスト版)

 

知事

それではお疲れ様でございます。

先ほど第62回の新型感染症専門家会合を行わさせていただきました。今日はまずは私の方から、県民の皆様へのご説明・お願い、そしてその後に、専門家会合での簡単な状況についてのご報告をさせていただきたいと思います。

まずパネルをご覧いただきたいんですが、「発熱時の診療・検査体制」であります。発熱等でお困りの場合には、診療・検査医療機関を受診していただくこととなっておりました。これまでの、従来のこのパネルでいうところの下の方ですね、この従来の方に加えて、重症化リスクが低い方については、県等で配布している検査キットを入手していただいた上で、検査確定診断登録窓口、或いは診療・検査医療機関でのオンライン診療を受けていただくことが可能となっています。医療機関での受診を希望される場合には、予約の上、診療・検査医療機関を受診していただきたいと思います。また、休診がお盆期間中は多くなります。このような中でも、休診の中でも臨時的に、開設していただく、開院していただく、診療・検査医療機関を募集しましたところ、8月の11日は17か所、13日は4か所、そして14日は11か所の医療機関にご協力いただくこととなりました。この情報については、県のホームページで公表しているほか、受診・相談センターや県民サポートセンターでも案内していますのでご利用いただきたいと思います。

次のパネルになりますが、新型コロナウイルス感染症で自宅療養される方にお願いであります。お願いは3点あります。1つ目は、自宅療養に向けた準備であります。有症状の方の場合、自宅療養の期間は概ね10日となっていますので、食料や日用品など必要なものはできるだけ災害の備えと同様に事前に準備をお願いをいたします。詳細は自宅療養の手引きにも記載してますので、参考にしていただきたいと思います。2点目ですけれども、療養開始時のショートメールであります。県では、陽性と判断された翌日までに、埼玉県感染症対策課から、或いはさいたま市にお住まいの方の場合には、さいたま市の保健所からスマートフォンにショートメールが送られることとなります。このショートメールなんですけれども、自宅療養の注意事項、手続き等をお知らせするものであります。このショートメールについては、この次のパネルになりますが、はい。このような、スマートフォンにショートメールが送付をされることになりますので、ぜひですね、このショートメールについてはご覧になっていただいて、そして皆さんの健康状況についてお知らせいただきたいんですが、届かない場合は、このパネルの下の方にある電話番号ですね、ここにぜひコンタクトをしていただきたいと思っています。3つ目は、健康状態の報告です。自宅療養期間中は定期的に健康状態の報告をお願いします。軽い状況、軽症だと言って安心しないでいただきたいと思います。ぜひ毎日の報告をお願いします。私も罹患してから毎日報告をさせていただいています。この報告ですが、療養中に体調が悪くなった場合、或いは不安になった場合には、先ほど申し上げた2つ目でお願いしたショートメール、そこに記載してある電話番号がありますので、そこで相談を受けていますので、ご利用をいただきたいと思います。

次、パネルの4枚目に行きますけれども、「基本的な感染防止対策」をはじめ、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ取組をぜひ行っていただきたいというふうに思っています。改めて皆様には感謝を申し上げますが、埼玉県では8月4日から31日までの間、BA.5対策強化宣言を発出しました。県民の皆様には、これまでより高い緊張感を持って感染防止対策を行っていただいていることに改めて感謝を申し上げます。さて、これからお盆の時期を迎えます。帰省や旅行などで外出する機会が増えたり、或いは普段お会いにならない方と会う機会も出るでしょう。新規陽性者はその一方で多い状況が続いていますので、引き続き医療提供体制や社会経済活動への影響が懸念されます。そこで、改めて、皆様には次の点について徹底をお願いします。1点目は、帰省や旅行等、県境をまたぐ移動の際には、「三つの密」の回避を含め、基本的感染防止対策を徹底し、また、移動先でも感染リスクの高い行動は控えてください。2点目になりますが、体調がすぐれない場合には、外出を控えていただく、外出の中には飲食店の利用やイベントの参加なども入りますが、これはぜひ控えていただきたいと思います。そして3つ目ですが、外出時には極力、家族や普段行動をともにしてる仲間と少人数で行動していただく。そして、混雑している場所や時間を避けていただきたいと思います。特に、お買い物をなさる際などには必要最小限の人数でお願いいたします。

次のパネルになりますが、本日、「ご自身や大切な人を守る この夏」という表題で、1都3県共同メッセージを発出しました。まず特に推進することは、「ウイルスから身を守るワクチン」、「ウイルスを追い出す換気」、「うつらない、うつさないマスク」の三つであります。熱中症にも注意していただきながら、引き続き感染防止対策の徹底をお願いします。

次のパネルですが、大切な人を守るために、次のことをお願いします。ご家庭内では、外出前の検温、帰宅時の手洗い消毒をお願いします。そして、暑い季節ではありますが、エアコンの使用中でもこまめに換気してください。また、重症化リスク、或いは症状に応じた検査や診療、多様な形でご用意しています。ぜひ、ホームページ等で確認ください。また帰省・旅行時には、出発前、戻った際、できるだけ検査の活用を帰省・旅行先でも感染防止対策を忘れないことと同時に、履行してください、遂行してください。また、高齢者等と会う時には正しくマスクを着用するなど、感染防止対策の徹底をお願いします。

最後のパネルになります。外出や会食時には、発熱等の症状がある場合には外出を控えてください。楽しい季節ではありますが、外出を控えて皆さんの愛する人を守ってください。そして、混雑している場所や時間はできるだけ避け、外出をする時にも人との距離を確保してください。また、大声は控え、飲食時以外はマスクを着用してください。そして、長時間の会食、楽しい時間ではありますけれども、できるだけ短い時間で済ませてください。これらについて、「しっかり対策をして、ステキな夏を」お過ごしをいただきたいと思います。

さて次に、本日の感染症専門家会合でございますけれども、県の方から、現在の状況についてご説明をし、そして病床等についての対応についてのご確認をいただきました。専門家の先生からは、確たることは言えないものの、現在の状況を見ると、発症ベースで7月末でフラットになってきていると。つまり、状況のピークを迎える可能性があるのではないかという指摘がありました。その一方で、新規陽性者のピークがあったとしても、今後2週間ぐらいで、重症を含めた入院患者のピークが遅れてやってくるので、そこについては、病床の状況について、しっかりとモニターしていく必要があるという話がありました。また、現在の重症者、或いは中等症もそうですけれども、どちらかというと、これまでのような、コロナでの重症患者、呼吸器系の病院との受入というのはほとんどなくて、大きな病院の先生も仰ってましたが、実はコロナの典型の症状でお亡くなりになってる方はほとんど最近見てないと。他方で合併症が圧倒的に多くなっているという話がありました。そういった中で、高齢者の支援型療養施設で施設内で面倒を見るといったことが、これまでよりもうまくできているように感じるけれども、しかしながら、水分が取れていない等の状況もあるので、そのあたりについては、しっかりと見て欲しいという話がありました。また前回の会合の際に、4日間での早期退院を含め、これを周知徹底していくとの話がありましたが、なかなか後方支援病院、ご協力いただいてるところ本当にありますし、ありがたいことですけれども、それがなかなか増えない中で、医師会とも協力をして今後しっかりと説明会等を行っていこうと、こういった話がございました。また、経済団体や労働団体の方から、BA.5強化宣言や接種については、徹底的に協力をしていくと、こういったお声もをいただき、それを前提として経済活動をしなければならないといったお話もございました。

私の方からは以上であります。

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