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掲載日:2023年2月16日

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新型感染症専門家会議及び対策本部会議後の知事発言内容(2月16日)(テキスト版)

 

知事

大変お待たせをいたしました。先ほどお入りいただいた方も多いと思いますが、第70回の埼玉県の感染症専門家会合、新型感染症専門家会合を先ほど開催をさせていただきました。そこにおきまして、後程お話いたしますけれども、諮問をさせていただいたことを受けて、その後、(午後)6時55分に埼玉県の新型感染症の本部会議を開催をさせていただき、これも後程ご説明いたしますけれども、基本的対処方針の変更に関して、書面で開催をしたこの本部会議で中身について後程お話することをご承認をいただきました。なお、今日は865人の新規陽性者が出ており、引き続き高いレベルの、下がったとはいえ高いレベルの感染状態になっておりますが、新レベル分類については、以前2月7日にレベル2に引き下げておりますけれども、今日も一応お諮りをいたしましたが、引き続き警戒感を持つ必要があるものの、レベル2を維持するということになっています。

2枚目のパネルになりますけれども、基本的対処方針の変更の中で、まずマスク着用の考え方であります。今日の専門家会議におきましても、マスク着用の考え方についてお諮りをさせていただきました。その中でも、国の基本的対処方針が一部変更をされたことに関して、マスクの着用の考え方を3月13日から当面の間変更をさせていただくことといたしました。これにつきましては、先ほど申し上げました諮問事項であり、その後の新型コロナウイルス対策本部会議で決定をしたものであります。具体的内容についてお話をさせていただきます。この見直しにつきましてですけれども、マスクの着用に関しましては、これは実は専門家会議でもお話がありましたが、日本の場合には、これまで緊急事態宣言の時も含めて、マスク着用について強制をしたことはこれまで1度もありません。すべてお願いベースでありましたけれども、マスク着用の考え方については、個人の主体的な選択を尊重し、着用はこれまでも結論から言うと一緒ですけれども、個人の判断に委ねることを基本とすると。で、しかしながら、事業者が感染対策上又は事業上の理由等により、利用者又は従業員にマスクの着用を求めることは許容されるということになっています。これ、具体的には今日の専門家会合でもございましたけれども、例えば季節性のインフルエンザ、通常の今の5類の季節性のインフルエンザでも、病院においてですね、或いはクリニックにおいて、入るところで「季節性インフルエンザのシーズンでマスクしてください。」、こういったことが張り紙でしてあって求めることがございますが、まさにそれと同じということになります。それから、感染防止策として、マスクの着用が効果的な場面をお示しし、そのような場面には着用をお願い・推奨するということになります。このマスクの着用をお願いするケースですけれども、次のページになります。お願いするケースですが、症状がある方、或いは新型コロナ検査が陽性の方、或いは同居家族等に陽性がいる方が、通院等やむを得ず外出をする場合には、マスクを着用をお願いをいたします。また、推奨するケースでありますけれども、それは高齢者等の重症化リスクの高い方への感染を防ぐ場面が想定されます。具体的なことを申し上げると、例えば医療機関を受診する時でありますとか、医療機関や高齢者施設などを訪問する時でありますとか、或いは通勤ラッシュなど、混雑した電車やバスに乗車をする時であります。この場合にはつまり混雑した電車やバスというのは、例えば全員着席している新幹線とか通勤ライナーとか高速バスとか貸切バスについては、マスクの着用を推奨する場面には当たらないということになります。また、医療機関や高齢者施設等に従事する方が、当該施設で勤務をする時にはマスクを推奨するということになります。最後に、マスクの着用が効果的なケースについてもお示しをさせていただきます。それは、重症化リスクの高い方が、新型コロナウイルス感染症の流行期に混雑した場面に行く場合であります。これが書面による本部会議で決定した内容であります。

最後に、ワクチン接種のお願いであります。春は、入学や就職など多くの方が新生活を迎える時期となります。大切な時期を安心してお過ごしをいただくためにも、オミクロン株対応ワクチンを未接種の方につきましては、ぜひ早めの接種をご検討いただきたいと思います。先ほどの専門家会合でも、今でもやはり典型的なコロナの肺炎等の、典型的なコロナ症状の重症になる方は、ほぼ1度も接種を受けていない方だということであります。また、同時に、これからマスクを外す機会が増えてくる。3月13日以降こういったことになりますけれども、その場合には、毒性等が今、特にワクチンを打ってる方については、重症化するリスクが下がっているものの、逆にマスクを外すことになるので、特に高齢者の方については、ワクチンを今こそ接種をするべきである。このようなご意見が強く先生方から出されました。また、ワクチンの接種に際しましては、県の接種センターもご活用をいただきたいと思います。県の接種センターでは、12歳以上の方を対象に接種を実施していますが、いずれも利便性の高いターミナル駅の至近であり、仕事帰りや学校の帰りの方でも立ち寄りやすく、東部と南部の会場においては、金曜日は夜9時までの夜間接種も行っています。また、予約なしでの当日の接種も、予約に余裕がある場合には可能であります。県民の皆様におかれましては、地元の医療機関、市町村の会場に加えて、ぜひ県のセンターも選択肢として検討してみてください。ご自身のため、ご友人のため、ご家族のため、オミクロン株対応ワクチンの接種をぜひお願い申し上げます。

なお、先ほどまでやっておりました専門家会議の方の報告、専門的なところは金井先生にお願いをしたいと思いますけれども、県といたしまして諮問をしたのは大きく2点でございました。1点につきましては、先ほどのマスクの着用に関する考え方について、先生方のご意見を本部会議の前にお伺いをいたしました。そして、2点目でありますけれども、政府が5月の8日から感染症法上の新型コロナウイルスの分類を2類から5類にするにあたって、その移行期における先生方のご所見をいただきたい。この2点を諮問をいたしました。もし、中身についてご関心があれば、私よりもはるかに専門的な金井先生にお願いいたします。

金井県医師会長

よろしくお願いします。まずはただ今ありましたところですけれども、マスクの着用についてでございます。マスクの着用について結論的に言うと、今お示しをいただいたものについての賛成を、多くの人間がしたということは確かでございます。それがまず1点ございますけど、その中では当然のことながら議論がありました。マスク着用についての時間にしても相当の時間を要したと思っております。なぜそういう状況があるかといえば、この内容についてはそうなんだけれども、この内容のままやった場合ですけれども、例えば、医療従事者が患者と接する場合、マスクをするということが書かれています。それ以外については、医療従事者についてその他の時間においては、各自に任せるというのが曖昧ではないかとかそういうような意見がいくつかあったということで、なかなかいろんな問題があったということ。それから、皆さんがそれらについて合意をするか、コンセンサスが得られるかという話が出たところですけれども、これについては、即座にそれは難しいけれども必ずや得られるであろうというのが、最終的な結論であったと思います。したがって、先ほど示されたものについて賛成をするということになったというふうに考えていいのかと思っております。

それから、今度5類になった時の対応ということになりますけれども、まず一番最初に出るのは、どなたも言うことですけれども、「3月の上旬までに国が示しますよと言っていることがあるので」というのは最初に言葉として出てくるのであって、なかなかこれがいいねとかあれがいいねということを言うというのはなかなか難しい状況がある。現在の状況。それで出てきたものについて、当然のことながら考えるということになるし、3月上旬、もうじきということもありますけれども、その中にあって、それではそのままにして放っておいていいのか、何のために今日会議を設置したのかということになりますけれども、そういう中にあってやっぱり病床の確保とかについては、しっかりと考えなければならないのではないかということでいくつかの意見は出ておりますけれども、今お話した通り、最終的には、国の判断を待ちそれを受けてまた議論をするべきであろうというようなことがありました。また、細かいことがあったらお聞きいただきたいと思います。よろしくお願いします。

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