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掲載日:2023年10月24日

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もっと知ろう!脳と心臓のこと

目次

  1. 脳卒中
  2. 狭心症・心筋梗塞・大動脈解離
  3. 心臓弁膜症

そのままにしないで!高血圧

高血圧症は脳卒中や心臓病の発症リスクを高めます。ポスター

  • 健診や日々の血圧測定で数値の把握
  • 受診の目安は上の血圧が135mmHg以上、下の血圧が85mmHg以上
  • 減塩を心がけ、バランスの取れた食事を
  • 適度な運動を(ウォーキング、自転車など。激しい運動は控えましょう。)

 

高血圧症予防ポスター(PDF:224KB)

病気の概要

脳卒中

脳卒中とは

脳の血管が破れたり詰まったりすることによって、脳が障害を受け、突然の激しい頭痛やしびれ、ろれつが回らないなどの症状が現れる病気です。脳卒中イメージ図

命にかかわるだけでなく、一命をとりとめても介護が必要になるなど元通りの生活が難しくなることがあります。

予防はもちろん、発症したときには早急な対処が必要です。    

脳卒中の種類
脳の血管が破れる 脳出血(脳内出血、くも膜下出血)
脳の血管が詰まる 動脈硬化で細くなった脳血管が詰まる(ラクナ梗塞)
血管にコレステロールが溜まって、血の塊ができて詰まる(アテローム血栓性脳梗塞)
心臓など他の部位で作られた血の塊が血流によって脳血管に流れてきて詰まる(心原性脳塞栓症)
症状

あれ?おかしい、いつもと違うと思う症状が見られたら早めに受診しましょう。チラシイメージ脳

  • 片方の手足・顔半分の麻痺、しびれ
  • ろれつが回らない、言葉が出ない、人の言うことが理解できない
  • 力はあるのに立てない、ふらふらする
  • 片方の目が見えない、視野の半分が欠ける
  • 突然、経験したことのない激しい頭痛

脳卒中予防のためのチラシ(PDF:383KB)

狭心症・心筋梗塞・大動脈解離

狭心症・心筋梗塞とは

心臓のまわりを通り心臓の筋肉(心筋)に栄養を届けている血管(冠動脈)が動脈硬化などの原因で狭くなったり、詰まったりして、心筋に栄養が行かなくなることで起こる病気です。

  • 狭心症:冠動脈が狭くなって胸が痛くなる
  • 心筋梗塞:冠動脈が詰まって心筋に血液が行かなくなる
大動脈解離とは

身体の中の一番大きな血管(大動脈)が裂けてしまう病気です。

前触れもなく、「突然」胸や背中に強い痛みが起こります。

症状チラシイメージ心臓

「突然」「激しい」症状が出たら我慢せずに早めに医療機関を受診しましょう。

  • 腕、肩、歯、あごの痛み
  • 胸が焼ける症状
  • 突然の胸の痛み
  • 胸が押さえつけられる、締め付けられるような感じ

心臓病予防のためのチラシ(PDF:269KB)

心臓弁膜症

心臓弁膜症とは

ひとの心臓には、弁に仕切られた4つの部屋があります。

それぞれの弁は、血液が常に一定方向流れ、逆流を防止しています。

弁が正常な状態で動いていれば血液が逆流することはなく、4つの弁が規則正しくに開閉することで、血液は正しい方向に流れて行きます。

心臓にある弁に何らかの病的な障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態を「心臓弁膜症」といいます。

大まかに次の2つのタイプがあります。

  • 狭窄症:弁が固くなり、その開閉が悪くなることで、血液の通り道が狭くなり、血液の流れが妨げられる状態です。
  • 閉鎖不全症:腱索(弁と心筋をつなぐ組織)の断裂や弁輪(弁の根本)の拡張などにより、弁の閉じ方が悪くなり、血液が逆流してしまう状態です。
原因

心臓弁膜症には、生まれつき弁の開閉に異常がある先天性のものと、加齢や感染症などが原因で起こる後天性のものがあります。

現在は加齢や生活習慣病が原因で弁の変性や石灰化が起こり、心臓弁膜症になる人が増えています。

症状

初期には自覚症状がないこともあります。

多くの症例はゆっくりと進行し、息切れ、胸の圧迫感や痛み、疲労感、ふらつき、めまい、失神および運動困難などが出現します。

ただ、心臓は何とかこの危機を乗り越えるために、心臓を肥大させたり、拡張させたりして、心機能を何とか維持しようとするため、症状が出ないことが多く、実際症状が出てきた時は既に重症弁膜症に陥っていることが多いことも特徴です。

“症状が無い”というケースもあることを注意しておきましょう。

また、まれに腱索断裂や大動脈解離などにより急激に心不全症状を呈することがあります。

診断心雑音チラシ

心臓弁膜症の発見には定期的な「聴診」や「心エコー図検査」が極めて重要です。

特に聴診は最も簡便ですぐにできる方法です。

健康診断で心雑音を指摘された場合は、主治医と相談し循環器専門の先生を受診しましょう。

 

 

一般社団法人日本循環器協会作成

予防のために実践できる6カ条

  1. 血圧管理、基礎疾患はきちんと治療
  2. 塩分の適正量の摂取、1日6g未満
  3. 禁煙
  4. お酒はほどほどに ビールなら500ml、日本酒なら1合程度
  5. 適度な運動
  6. 十分な休養・睡眠

心不全ガイドブック

お問い合わせ

保健医療部 疾病対策課 総務・疾病対策担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4809

脳卒中や心臓病についての予防など、普及啓発のページです。

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