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掲載日:2023年6月9日

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第220回簡易アンケート「環境にやさしい農業について」の結果を公表しました。

1 調査の概要

(1)調査の形態

調査時期:令和5年1月19日(木曜日)から1月25日(水曜日)

調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答

対象者:県政サポーター(3,313人)

回収率:65.3%(回収数2,162人)

回答者の属性:(百分率表示は、小数点以下第2位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある。)

回答者の属性

回答者の属性(全体)
  人数(人) 比率(%)
全体 2,162 100.0

 

回答者の属性(年齢)
年齢 人数(人) 比率(%)
16~19歳 10 0.5
20~29歳 105 4.9
30~39歳 209 9.7
40~49歳 407 18.8
50~59歳 579 26.8
60~69歳 394 18.2
70歳以上 458 21.2

 

回答者の属性(職業)
職業 人数(人) 比率(%)
個人事業主・会社経営者(役員) 220 10.2
家族従業(家業手伝い) 10 0.5
勤め(全日) 795 36.8
勤め(パートタイム・アルバイト) 329 15.2
専業主婦・主夫 318 14.7
学生 45 2.1
その他、無職 445 20.6

 

回答者の属性(性別)
性別 人数(人) 比率(%)
男性 1,229 58.6
女性 844 40.2
回答なし 24 1.1

※任意回答(総数:2,097人)

(2)調査結果の見方

ア.設問中の( )内の数字及びグラフの中の数字は、回答比率(%)です。

イ.回答比率(%)は小数点以下第2位を四捨五入したため、個々の比率の合計と全体またはカテゴリーを小計した数値が、100%にならないことがあります。

ウ.図表中の「-」は回答者が皆無のもの、「0.0」は回答者の比率が0.05%未満のため四捨五入の結果0.0%となったものです。

エ.グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を示し、回答比率は「n」を基数として算出しています。

オ.複数回答の質問については、その回答比率の合計は、100%を超える場合があります。

2.調査の目的

埼玉県では、環境への負荷の軽減を図った環境にやさしい農業全般のことを「埼玉県エコ農業」と呼び、認証制度や研修会の開催等により、エコ農業に取り組む農業者を支援しています。また、イベントの開催などを通じて、消費者の理解を深めることにより、エコ農業により生産された農産物の需要拡大を図っています。 そこで、このような「環境にやさしい農業」についてご意見を伺い、今後の事業推進の参考とさせていただくため、アンケートを実施しました。

 アンケート結果は、「環境にやさしい農業」の事業推進に活用し、広報活動等の参考とさせていただきます。

 担当課

農林部  農産物安全課  安全生産・有機担当  電話:048-830-4049(E-mail a4070-05@pref.saitama.lg.jp)

3.調査結果

農産物を購入する際に留意すること

→「価格」(83.7%)、「鮮度」(83.4%)それぞれ8割強

質問1
あなたは、農産物を購入するときにどんなことを気にしていますか。(複数回答可)

質問1

農産物を購入する際に留意することを尋ねたところ、「価格」(83.7%)、「鮮度」(83.4%)がそれぞれ8割強であった。

「有機農業」の認知度

→「知っていた」は6割半ば超(67.3%)

質問2-1
あなたは「有機農業」について知っていましたか。

質問2-1

「有機農業」について尋ねたところ、「知っていた」が6割半ば超(67.3%)であった。

「特別栽培農産物」の認知度

→「知っていた」は1割半ば(14.5%)

質問2-2
あなたは「特別栽培農産物」について知っていましたか。

質問2-2

「特別栽培農産物」について尋ねたところ、「知っていた」が1割半ば(14.5%)であった。

「GAP」の認知度

→「知らなかった」が8割弱(79.6%)

質問2-3
あなたは「GAP」について知っていましたか。

質問2-3

「GAP」について尋ねたところ、「知らなかった」が8割弱(79.6%)であった。

「環境にやさしい農業により生産された農産物」の購入希望について

→「購入したいと思う」が8割弱(78.8%)

質問3
あなたは、環境にやさしい農業により生産された農産物を購入したいと思いますか。

質問3

「環境にやさしい農業により生産された農産物」の購入希望について尋ねたところ、「購入したいと思う」が8割弱(78.8%)であった。

購入したい理由について

→「健康にいいと思うから」が6割半ば超(66.9%)、「環境にやさしい農業をしている生産者を応援したいから」が6割強(61.9%)、「環境保全に貢献したいから」が6割弱(59.6%)

質問4 (質問3で「現在、購入している」「購入したいと思う」を選択した方にお伺いします。)
あなたが、環境にやさしい農業により生産された農産物を購入している、又は購入したいと思う理由は何ですか。(複数回答可)

質問4

購入したい理由について尋ねたところ、「健康にいいと思うから」が最も多く6割半ば超(66.9%)、「環境にやさしい農業をしている生産者を応援したいから」が6割強(61.9%)、「環境保全に貢献したいから」が6割弱(59.6%)であった。

購入価格について

→「同じ程度なら購入する」が4割弱(38.7%)、「1.2倍までなら購入する」が4割強(42.7%)

質問5 (質問3で「現在、購入している」「購入したいと思う」を選択した方にお伺いします。)
あなたは、環境にやさしい農業により生産された農産物について、一般の農産物と比較して、どのくらいの価格までなら購入しますか。

質問5

購入価格について尋ねたところ、「同じ程度なら購入する」が4割弱(38.7%)、「1.2倍までなら購入する」が4割強(42.7%)であった。

購入したくない理由について

→「値段が高いから」が6割強(63.6%)

質問6 (質問3で「購入したいとは思わない」を回答した方にお伺いします。)
あなたが、環境にやさしい農業により生産された農産物を購入したいと思わない理由は何ですか。(複数回答可)

質問6

購入したくない理由について尋ねたところ、「値段が高いから」が6割強(63.6%)であった。

外食・中食での利用意向について

→「利用したいと思う」が3割強(32.0%)、「やや利用したいと思う」が5割強(51.2%)

質問7
あなたは、環境にやさしい農業により生産された農産物を使用している外食(レストランなど)や中食(総菜、弁当など)を利用したいと思いますか。

質問7

外食・中食での利用意向について尋ねたところ、「そう思う」が3割強(32.0%)、「ややそう思う」が5割強(51.2%)であった。

「環境にやさしい農業」の周知について

→スーパーやレストランでのイベント開催が6割強(60.6%)

質問8
「環境にやさしい農業」について、県民の皆さんにより知っていただくための取組として、あなたは何が効果的だと思いますか。(複数回答可)

8

「環境にやさしい農業」の周知について尋ねたところ、「スーパーやレストランでのイベント開催」が6割強(60.6%)で最も多く、次いで「スーパーやレストランでのポスターやPOP等の掲示」が6割弱(58.3%)であった。

自由意見

質問9
「環境にやさしい農業」や「環境にやさしい農業により生産された農産物」に対して期待することやご意見、ご要望などありましたら、自由にお書きください。

<主なご意見>

  • 環境にやさしい農業などは、非常に手間がかかり、堆肥等を作るのにも知識や経験と時間が必要だと思う、農業は人手不足と高齢化が進んでいるので、若い人が農業をして食べていけるような構造を作ることが大切と思う、そうしないとどうしても化学肥料に頼ることになってしまうのではないか。
  • 環境問題だけでなく、食料自給率の問題もあるので、農業、畜産などのように、第一次産業のあり方を見直した方がいいと思う。
  • 「環境にやさしい農業」に取り組まれている農業従事者のかたが、この先もずっと続けていける様、まずは多くの消費者がその取り組みを知り応援していきたいと思えるような企画を期待します。
  • 以前から関心はありましたが、県の制度があることは初めて知りました。農業のごみ排出量、CO2削減量なども含め、総合的な基準をもとに評価されているとより嬉しいです。可能であれば、県産の食材を県で消費できる地産地消がより推進されるといいと思います。以前スタートアップの取組を拝見しましたが、需給や商売としての信頼性などから、中央市場を通さないと難しいという課題があるようでした。
  • 化成肥料が高騰している今こそ有機農法にシフトするチャンスである。農薬を減らすことにより除草等の手間は増えるが、規格外品も同等の値段で売買できれば農業として成り立つはず。流通・消費者の意識を変える必要がある。
  • 環境にやさしい=地球にやさしい=SDGs につながることだと思うので、未来の地球を住みよい環境にするためにも、いま生きている私たちが「環境にやさしい農業や農産物」にもっと関心を持って、自分たちの生活に取り入れていくことが必要だと感じました。もっと、関心のない人たちへのPRもしていくべきだと思います。
  • 環境にやさしいから値段が高くて良いとは必ずしも思わない。価格は需要と供給のバランスで決まるものなので、その価値を適正に評価できるようにPRするとともに、実証することが必要。うたい文句だけでは人(消費者)はついてこないし、一時的なブームで終わらせてはいけない。こうした農業をする人が増えるような支援政策も必要で、生産者が増えなければ競争も生まれないし、海外からの安い不安の多い食材に頼らざるを得なくなるのではないでしょうか。環境にやさしいというが、何がどのように、どのくらい優しいのか、基準を設けて評価して、マークを取得し、そうすれば市場進出に優遇される制度など、生産者が得する、意欲を掻き立てるような工夫も必要ではないでしょうか。今の状況では、何となく胡散臭い感じが払拭できていないような感じがします。
  • 農業はやさしい環境から生まれるべきものだと思うのです。環境にやさしくない農業は、農業とは言えないと思うし、あってはいけないものだと思います
  • 有機農業と環境へのやさしさとの相関について知識がなく評価が難しいので、「環境にやさしい農業」というフワッとした訴求ではなく、環境負荷や対応コストも含めて、該当農産物を購入するほうが中長期的に合理的と判断できる情報があるとよいと思いました(子世代、孫世代までのスパンまで見た投資として)
  • 有機農業によって生産された農産物を消費者に選んでもらうには、価格を超えた付加価値を消費者に感じてもらわないといけない。なぜ価格が高くなってしまうのか、高くなってしまう分その農産物にはどのような価値があり、消費者にはどのような利点があるのか、これらを丁寧に説明していくことが求められると思う。

※上記を含め、計489件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。

 

 

お問い合わせ

農林部 農産物安全課 安全生産・有機担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4832

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